TOEICで一定の成果が出たので勉強法や参考書などの紹介記事を書きます(受験の感想はこちら)。
初めてTOEICを受けたときの点数が635点。
そして先日2回目のTOEIC受験を終え、スコアは840点でした↓
840点は見栄えが悪いので記事にしようか迷いましたが(900点目標だったけど900点って難しいんですね)、2ヶ月で200点以上UPさせたという部分に注目していただければ幸いです。
※動画で観たい方はこちら↓
前提条件・勉強時間
人の勉強法を見るときはその人の前提条件に注目することが重要です。
同じ勉強をしても、前提条件や持っている能力が違えば結果が違うのは当然のこと。
能力については知る由もないと思いますが、前提条件を見て「これくらいの人がこれくらい勉強してこの結果なんだな」というところを見てください。
まぁ興味ない人は”使った参考書・勉強法”の項目だけ見ればいいですが、特殊な参考書などは使っていません。
635点取得時の英語力
TOEIC初受験は5,6年前です。大学で受けさせられました。
無対策で受験した結果、最後の20問以上は完全に塗り絵でスコアは635点でした。
さて、当時の英語の学力についてですが指標としてセンター試験(共通テストの前身)を用います。センター試験英語は筆記が200点満点、リスニングが50点満点です。
点数としては大体の場合筆記が180点前後、リスニングが32点前後でした。
リスニングがとんでもなく苦手でした。
後半とかはほとんど勘でやっていましたね。
英語力衰退を経て対策開始
”大学入学時が学力ピーク”の例に漏れず、その後英語力は落ちていきました。
大学を辞めて何度か受験したので全く英語に触れていないということは無いですが、「(自分の場合は)英語やるより他の科目やったほうが総合点があがる」という思想により英語を頑張った記憶がありません。
無事、現役の頃と比べて英語の点数落ちてました
大学での英語の授業は、(少なくとも京都大学では)”英語を用いて何かする(プレゼン・論文を読むなど)”ものであり、”英語の能力を伸ばす”ものではないので、英語力は上がっていないと思います。
発音練習とかしてた時期が一瞬あったりしましたが、その程度で英語力が大きく変わるわけもなく。
何が言いたいかというと、TOEIC対策を始めた段階でのTOEICの点数は明らかに初受験時の635点より低いだろう、ということです。
この状態から2ヶ月のTOEIC対策で200点以上UPさせたので、今思えば目標が高すぎたたけで割りと成功なのでは?とか思ってます。
勉強時間
TOEIC対策期間は2月初め~3月中旬と4月初め~4月中旬の約2ヶ月です。
3月中旬~4月初めはモチベがお亡くなりになりすべての勉強を放棄してしまいました。
英語は毎日やらないとホントだめだと思うので数十分でもいいので毎日英語に触れましょう。
1日あたりの平均勉強時間に関しては、2月いっぱいが1日1時間、それ以降の期間については2~3時間です。
2月においてはほぼ毎日英語に触れていました。この期間に一気に実力が上がったのを感じました。
使った参考書紹介・勉強法
お ま ち か ね
参考書と勉強法について紹介します。
前提として、自分は極度のリスニング弱者です。
リーディングに関しては、「時間配分ミスらなきゃ余裕だろ」と思っていた(なおスコア)ので、勉強時間の7~8割はリスニングに費やされました。
使った参考書
使った参考書は主に3種類です。
①出る単特急 金のフレーズ
単語帳です。通称金フレ。
TOEICでは大学受験では出ないような単語が結構出てくるらしいという情報をネットで仕入れていたので使いました。
しかし今思うと、問題集を解いていく中で結局単語を覚えることになるのでわざわざ単語帳やる意味あったのか疑問。
ちなみに、金フレを使いたい方は余程の理由がない限りアプリ版の使用をおすすめします。
間違えた問題だけ抽出出来たりするので便利です。
②TOEIC直前の技術
TOEICについて何も知らないので(なにせ受けたのが5,6年前なので)、まずは敵を知るところから始めました。
この本をやって、TOEICって割りとテクニックゲーなんだなとがっかりした記憶。
③究極のゼミシリーズ
問題集です。
Part2&1, Part3&4, Part5&6, Part7の4分冊です。
ちなみに自分はPart7だけやってません(怠惰過ぎて試験に間に合わなかった)。
恐らくいい問題集です。
解説も詳しいですし、不満点は特にでてきません。
その他補助教材
役に立ったかは分かりませんが、補助的に使っていた教材も書いておきます。
①ケンドラ・ランゲージ・スクールさんのYouTubeチャンネル
英語の耳を作る!というシリーズをUPされています。
この中の初中級、中級、中上級の動画を、ご飯を食べている時などに気が向いたら聴いていました。
自分はリスニングができないので初中級から始めましたが、特に苦手意識が無ければ、中級・中上級レベルから始めて良いと思います。
②TED
英語学習者おなじみTED。
リスニングの教材としてよく挙げられますが、一定以上の英語レベルが無いとただの睡眠用ノイズにしかならないと思います。
自分の興味のある分野で検索をかけ、同じ動画を何度も観ましょう。
主に朝や就寝前、眠れない時に英語のニュースを聴いてました。
英語ニュースと言うとBBCやらCNNやらを思い浮かべる方が多いとは思いますが、それらよりも聞き取りやすいと個人的に感じたのでDWを聴いてました。
④基礎英文法問題精講
英文法とか最後にやったの何年前だよ……ってことでやりました。
問題がたくさんあります。2日で終わらせました。懐かしい気持ちになりました。
復習しなきゃと思っていたら試験日を迎えてしまいました。
勉強法(シャドーイングをやめた)
上記の参考書を使った順番としては、金フレとTOEICの技術がほぼ同時並行で、その後ひたすら究極のゼミシリーズをやっていたという感じです。
究極のゼミシリーズは4冊のうちのリスニングの2冊を重点的にやりました。
2冊とも2周か3周かしたと思います。
リスニングの勉強では、シャドーイングをやめ、ネイティブになりきる(モノマネ)という勉強法に途中から転換しました。
文字だけで伝えるのは難しいですが、できるだけ抑揚や音のピッチなども合わせるように(歌を歌う感覚に似ている?)話す感じです(そのうち動画で出すかも)。
文章の切れ目で音声を止めてネイティブのモノマネをし、最後にオーバーラッピングしてました。
効果があったかは分かりませんが、なぜ英語を聞き取れないかを考えた結果、単語レベルというよりも、単語のつながりに耳がついていけていないと思うに至ったのでこの勉強法を採用しました。
シャドーイングをやめたのは、シャドーイングだとネイティブとの音のずれに気づかなかったり、ずれをごまかしちゃったりする自分がいたことに起因します。
TOEIC不要論についての意見
参考書紹介・勉強法については以上です。
特に珍しいことはやっていませんね。
相当調子の良い日で無い限り、1日4時間以上なんて勉強できない人間なので、もっと勉強時間伸ばしたら900点行けたのかなぁとか幻想を抱いたりはしてます。
しかし、それと同時にTOEICに時間を費やすのは英語力向上において良い行為なのか?という疑問が生まれます。
TOEICはたしかにつまらない
TOEIC対策という、字面からして悲しくなるような行為を2ヶ月した結果分かったことですが、TOEICはつまらないです。
900点を目標に掲げた(というかなんとなくそんくらい取れるだろと思ってた)以上、もしかしたら再チャレンジするかもしれませんが、感情的にはもう受けるのはしんどいです。
茂木健一郎氏がTOEICに関して何度も否定的意見を述べていることはネットでは有名ですが、茂木氏のいうことも分かってしまう自分がいます。
「840点でTOEIC語るなよww」とか言われそうですが、スコアが0点だろうが990点だろうが関係なく、TOEIC対策をして実際にTOEICを受験したことで分かることがあります。
TOEICの問題では、架空の人間同士のやり取りやチラシ・広告を読み聞きします。
この問題を解いていて英語力がつくのかと言われたら、まぁつかないことはないですが他にもっとやることあるだろ、とは個人的には思います。
示唆に富むような主張や何らかの研究結果などを題材にする受験英語の方がまだマシだと強く思いました。
TOEIC受験のメリット
とは言っても、自分はTOEICを頑張る人を馬鹿にするようなことはしません。
英語勉強の指針が無い方にとっては、勉強のきっかけとしてTOEICを活用するのは1つの手段としてありでしょうし、何より点数という目で見て分かる指標で自分の実力が分かるのはモチベ弱者にとってありがたいです。
スコアゲームのように趣味としてやるのも楽しい人にとっては楽しいでしょうし、それに関して他人がとやかくいう権利はないですね。
ただ本気で英語力を向上させたいならば、他にもっといい方法はあるだろう、ということだけ思いました。
リスニング能力に関しては明らかに以前より上がったので、衰えさせたくないです。
どういった勉強をするかは決めていませんが今後も英語頑張りたいですね。
参考書や勉強法についてもっと詳しく知りたいという方は、下のコメント欄かTwitterのDMで聞いてください。以上!
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