私が初めてセンター試験の過去問を解いてみたのは高校1年生の夏休みくらいの時期だったと思います。
中学生レベルの英語力でセンター試験を本気で解いてどれほどの点数が取れるのか気になっていたので、取り敢えず解いてみたのです。
その時の点数は90点台でしたが、受験する頃には大体180点前後でした。
今は大学入学共通テストなので多少勝手は違うと思いますが、英語の実力が上がっていったことの段階的記録は誰かの何かしらの役に立つかもしれないのでここに記します。
90点→120点
センター試験というものは、東大のような難関大を受けるような人から、そこまで入試難易度の高くない大学を受ける人まで、様々な層が受けるテストです。
だからそこまで難易度の高いテストでは無いのだろう、と高1の私は思っていました。
中学時代、英語が(自分の中では)少し得意だった私。
「現時点で6割くらいは取れて当然だ!」と思って実際に時間を計って解いてみた結果、点数は92点。
まず、単語がほとんど分からない。当たり前のことですが、中学校のときとは単語のレベルが違いすぎました。
そういうわけで取り敢えず何も考えずに英単語を覚えることに専念しました。
使ったのは東進の英単語センター1800というもの。
今思えばあんまりいい英単語帳じゃなかったかなーと思いますが(東進さんごめん)、右も左も分からなかった私は取り敢えずセンター試験レベルの単語に絞って勉強しようと思ってこれを使ってましたね。
センター英語だけ頑張りたい!という人にとっては目標が明確になる、良い単語帳だとは思います。
いま使うなら、シスタンもしくは鉄緑会の英単語帳を使うと思います。
当時の私は東進の単語帳を夏休みの2週間くらいで全部覚えました。
そして再びセンター試験の過去問にチャレンジ。
するとなんと120点台まで上がっていました!
6割ってまぁ結構ひどい点数ですけど、自分のやった勉強がすぐにそのまま点数になった感じがしてすごい嬉しかったのを覚えています。
兎にも角にもその次の私の目標は”センター英語7割獲得!”になったのでした。
120点→140点
単語を覚えたら次はなにをすればいいのか。
ネットで色々調べてみると取り敢えず英文法というものをしっかりやるべきとのころ。
私は高校1年生のときに東進衛星予備校に通っていたのでそこで今井先生の英文法の講義を取りました。
話が少しそれますが、今思えば東進衛星予備校の講義は価格が高すぎますし、そこまで効率的ではなかったなと思います。が、当時は何も分からなかったのでしょうがない。
今井先生は本を出されていますが、講義の内容はこの本の内容と同じなので、わざわざ講義を取る必要は無いと思います。
このころ結構英語にハマったのもあって、割といいペースで今井先生の授業を受けていた気がします。
英文法の授業は2ヶ月くらいで終えたと思います。
”高校英文法を(一応)終わらせた”という自信を持った私はその段階で再びセンター英語の過去問に挑みました。
結果は140点くらい。何回か解きましたが調子のいい時は150点くらい取れた記憶があります。
嬉しかった反面、これでもまだ7割しか取れないのかーという落胆もありました。
学校の先生曰く、難関大を目指すなら9割が当たり前とのこと。
単語も文法もやったのにさらにここから40点もあげないといけない。
自分に180点なんてとれるのか?という自分自信に対する不安がありました。
高1の終わりに160点
私は復習という行為がだいっっきらいで、今井先生の授業も復習は一回もしてませんでした。
ですが、英単語も英文法もそれなりにやって7割ということは無かろうと思った私は東進のテキストをひっぱりだして仕方なく復習することにしました。
テキストを復習してるうちに自分の苦手な分野というのがはっきりしてくるので、そこは集中的に勉強。
そして、1年生の終わりにその年のセンター試験に挑みました。
結果は162点!
1年生のうちになんとか8割を取れるようになってました。
当時数学が一番好きでしたが、得意科目で言えば英語が一番で、英語のおかげで学校内の総合順位で一気に100人くらい抜いて1桁台になってました。
大したこと無い学校なのであれですが、それでも自分の実力が一気に上がったことをとてもうれしく思いました。
高校入学時では「東北大レベルには行けたらいいな」と思っていましたが、1年生の最後の模試でA判定がでたので自分って結構すごいんじゃないかと思っていました。
英語に関しては単語覚えて英文法の授業受けただけだったので、自分的にはあまり努力したという感覚は無かったのです。
ただし、別の記事でも触れましたが、この成績の爆上がりが原因で当時の私は自分を天才だと勘違いし急に勉強をサボり始めました。
高1で成績良くても油断しないでくださいね(当たり前ですが)。
ここからは英語は放置気味になって、数学や物理・化学の先取りを始めるようになってしまいました。
先取りは悪いことではないなのですが、その前に英語と数学をガチガチに固めておくべきでした。
160点→180点
高2の時に英語の勉強は何をしていたか思い出せません。
先取りに夢中になっていて全部の科目が中途半端になっていました。
完全に高1のときの貯金で生きていました。
結局センター英語の過去問で180点を超えたのは、3年生の頃でした。
高3の夏休みくらいに久々にセンター英語解いてみるかーと思って解いてみますが結果は160点くらい。
高1の終わりに160点くらい取れたのに、結局そのアドバンテージは無くなっていました。
高3の夏くらいだと周りも結構成績が上がってきていましたし、難関大を目指す受験生としては遅れをとっていたくらいだと思います。
数年分のセンター英語過去問を解いてみて気づいたのがことごとく長文問題で点数を落としているということ。
取り敢えず長文問題集1冊やっておくかと思ってやったのが”やっておきたい英語長文500”。
英文法の勉強を真面目にやったのが約2年前という心配もあり、英文法の問題集も買いました。
単純にセンターの形式に慣れたということもありえますが、これらの問題集をやって何回かセンター形式の模試を受けていくたびに少しずつ点数が上がっていって最終的には180点超えが安定するようになりました。
時々190点とか取れたときもあったので、満点いけるんじゃないか?と思ったりもしてましたがこれは結構厳しかったです。
加えてセンター英語でそんなに高得点をとる必要も無かったので深追いはしませんでした。
少し余談ですが、リスニングに関しては自分は半分諦めていました。
本当にリスニングが苦手で、「50点中30点後半くらいとれれば十分」といった気持ちでした。
しかし共通テストはセンター試験と異なり、リスニングがかなり重視されています。
リスニングの点数が圧縮されない人にとってはリスニングにもそれなりに力をいれなければなりません。
リスニングの強い友人はDMM英会話とかやってましたね。
どうしてもリスニングで高得点取らなければならない方はそういうのも活用してみるのも有りかもしれません。
スピーキングを訓練することは英作文の勉強にも役立ちますのでオススメです。
英語の安定性を武器に
英語という科目のいいところがその安定性です。
例えば数学は、苦手な人は本番でも高い得点は取れませんが、かといって得意な人であっても大ゴケする可能性のある科目です。
難関大の二次試験とかは特にそう。
でも英語は数学に比べれば大ゴケとかないです。
普段の実力がそのまま出やすい科目なのです。
大学入試においては、数学が得意だと文理を問わずかなり有利になりますが、数学にそこまで期待できそうにない人は英語を一番の得意科目にするべきでしょう。
一科目安定して取れる科目があると精神的にかなり楽になります。
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