完全初学・独学の人も対象に、主観100%で数学参考書・問題集を紹介します。
初学、独学用
完全初学者、または自分で学校よりも先の単元をどんどん進めたいという人にはマセマ数学をオススメします。
また「参考書での独学は不安だ」という方はスタディサプリに頼るのもありです。
月数千円であのクオリティの講義が全科目受け放題というのはかなり有用です。
もちろん、教科書だけで理解できる人は教科書だけで大丈夫です
独学でなく、普通に学校の授業などで学んだ後であれば、次に挙げる青チャートから勉強を進めれば良いです。
解法暗記用
解法暗記の是非についてはおいておくとして、解法暗記用の参考書として青チャートを薦めます。
似たものにFocus Goldがありますが、こちらは青チャートよりも少し詳しめ、そして難しめの問題がのっています。
「じゃあFocus Goldにしておけばいい」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、この段階では問題演習というよりも解法暗記を主な目的としているので、別に青チャートでも全然いいです。
自分できちんとやりきれそうな方を選んでください。
私は内容が似ている参考書なんかはやる気がでるかで決めていました。
演習用問題集
ここから、演習用の問題集をレベルの易しめのものから紹介していきます。
数ⅠAⅡBCに関しては、文系・理系問わず、青チャートの次に取り組む問題集の候補として良問プラチカをあげます。
有名な話ですが、理系プラチカ(ⅠAⅡBC)より文系プラチカのほうが難しいです。
ここからは文系・理系分けて書きます。
文系の場合
いきなり文系プラチカに入れる人はそれでいいですが、そうでない人が多数派だと思うのでまずは理系プラチカ(ⅠAⅡBC)をやりましょう。
その後で文系プラチカをやります。
文系プラチカをものにすれば、ほとんどの大学で戦える実力がつくと言っていいです。
文系プラチカを飽きるまでやったあと過去問に挑み、苦手分野が判明したら苦手潰しに取りかかればいいです(青チャートに戻ったり、市販の分野別の参考書・問題集に取り組む)。
ただ、余裕のある人でもう一冊何かやりたいという人もいるかもしれません。
そういう方にはハイレベル数学ⅠAⅡBCの完全攻略をオススメします。
問題集というか半分読み物に近いです。
1問に対して4~6ページの解説(というか説明)が割かれています。
1つの問題から他の問題に適応できる応用力を効率よく身に付けられる本です。
理系の場合
理系の場合も、数ⅠAⅡBCは文系と同様。
数Ⅲにおいては、まずは
という問題集を薦めます。名前の通り入試標準レベルにおける重要事項を習得することを目的としている問題集です。
演習問題も合わせると211題ありますが、青チャートをちゃんとやっている人にとってはスラスラ解けてしまう問題も少なくないのであまり時間をかけずに終わらせたいところです。
難関大を志望しないのであれば、あとは過去問演習で良いと思います。
ここからは難関大でも戦える実力をつけていく段階です。
とりあえず大学への数学から出ている数学Ⅲスタンダード演習(通称スタ演)は結構オススメです。難易度がちょうど良いです。
私個人の意見ですが、数Ⅲは教科書と入試標準レベルの乖離が激しいこと、またそもそも数Ⅲが難しい点から、数Ⅲの問題集は簡単すぎるか難しすぎるかの極端になりがちな印象があります。
しかし数Ⅲのスタ演は、難関大で落とせないような標準難易度(難関大志望者にとっての)の問題が多く採用されているので、人によってはこれが最後の一冊になりえると思います。
というか現実的なことを言うと、よほど先取りしてる場合でない限り、”普通の”受験生にとってはこの辺でタイムアップが来ます(過去問演習なども鑑みれば)。
巷の参考書ルート、参考書多すぎないですか……
同じレベル感の問題集として、やさしい理系数学なんかがあるのでこれも紹介しておきます(私は合わなかった)。
こちらは数Ⅲ以外も入っています。別解が豊富なのが大きな特徴で、色々な発想による解法を見に付けたい人にオススメです。
まとめ
以上で紹介は終わりです。
注意してほしいことなのですが数学(他の科目もそうですけど特に数学)の勉強は絶対に焦ってはいけません。
基礎を固めていないと後半の伸びは期待できないです。
最初の理解の段階で、基本的な定義・定理をきちんとおさえることを意識しましょう。
コメント
早慶文系志望で数学受験を考えているんですが青チャートの後は文系プラチカに繋げてOkですか?ちなみに海外在住で完全独学です。
はい。問題ないと思います。
赤チャートを青チャートの代わりに使用するのはどう思いますか?
オーバーワークであると感じないのであればいいと思います。
理解しやすい数学を青チャートの代わりに解法暗記用として使っても問題ないでしょうか?
すみません、理解しやすい数学に関しては手にとったことすら無いので分かりません。
チャートはどこまでやりましたか?
例題のみやりました。
「文系の数学 実践力向上編」を学校で配られたのですが、この問題集はどの段階に位置付けられるでしょうか。ちなみに、理系志望です。