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大学受験における独学のきつい部分とそれに対する対策

勉強法

大学受験における多くの科目を独学したという経験上、独学のきつい部分は嫌というほどわかっているつもりです。

 

今回はそれらのシェア、及び対策について書きます。

独学という、(恐らく多くの人にとって)険しい道を歩む人は、独学の厳しさ・問題点を改めて意識することで勉強に対する姿勢をいい方向に変えることができるかもしれません。

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具体的な科目の独学については”大学受験全般”カテゴリーを参照。

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”0からの”独学についての情報が少ない

独学しようと思った時、まずはネットで情報を漁ることになると思います。

「この参考書がいい」だとか「YouTubeの〇〇の講義がいい」といった具体的かつ役立ちそうな情報が大量に無料で閲覧可能です。

 

しかし、自分が独学のためにネット検索をしていて思ったことですが、意外とそれらには”0からの”独学についての情報が少ないです。

言い換えると、学校で授業を受けている前提の情報ばかりということです。

 

学校で真面目に授業を受け、定期テスト対策なんかもそれなりにしている人であれば、例えば共通テストなんかであればきっと平均点くらいは取れます。

「○ヶ月で共通テスト△割」と掲げている記事の中には、学校である程度勉強しているという前提ありきのものがかなり多いです。

 

記事対象者や前提学力を書いてくれていればいいですが、どちらかと言えばそんな親切な記事は少数派の印象です。

対策

講義動画を活用する時であれば、結局そのコンテンツについての評価・口コミを調べましょうということにはなってしまいます。

ただ、参考書のルートなどを記述しているサイトを見る時は、ルートの一冊目に挙げられている参考書についての口コミを見るというのがいいでしょう。

 

Amazonのレビューでもいいです。

「本当の初学者にはこの参考書は厳しいです」などのレビューがついていることは結構あります。

そういった口コミを参考にして、本当に”0から”独学する者に適切な参考書であるかということを慎重に吟味するようにしましょう。

 

ちなみに、独学の一番の問題点はこの”0から”という部分に全て帰着されると言っても過言ではないと思っています。

これのせいで他にも様々な問題がでてきてしまうのです。

コンテンツに対する審美眼がない

参考書やWebページ、講義動画といったコンテンツを利用しようという時、独学者はそれらの質についての評価が下せないという問題が発生します。

 

コンテンツについての評価は、そのコンテンツを一定以上知って初めて下せるものだからです。

全く知らないものについては評価なんてできません。

 

例えば、学校である程度授業を受けていれば、「学校の先生より分かりやすい」「学校の授業より深い内容をやっている」などの相対評価を下すことができます。

しかし、独学者はその評価手法がとれないのです。

 

質の悪いコンテンツを利用してしまうと、「一通り勉強したと思って教科書を見てみたら知らない内容ばかり…」といったことが生じえます。

かといって独学初手から教科書を網羅的に勉強するというのもモチベ的な意味でも厳しいものなので、コンテンツの選び方はかなり難しいです。

対策

コンテンツに対する口コミを調べるというのは当然。

 

もっとまともにそのコンテンツのレベルを知りたい場合は、面倒ですが利用コンテンツのうち、いくつかの単元を教科書と見比べて見ましょう。

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例えば物理の参考書についてだったら、熱力学について教科書と参考書をパラパラ見比べてみるみたいな感じです。

結局最終的に信用できるのは教科書なので、教科書と比べて内容が濃いのか薄いのか、割愛している部分はあるのかなどを精査していくのが確実です。

力を入れて/抜いて勉強すべきポイントが分からない

主にインプット段階での話です。

 

どの科目でもそうだとは思いますが、出題範囲のうち、実際の入試で出題されやすい部分・出題されにくい部分というのがあります。

 

学校・予備校などで授業を受けていれば「ここは入試でよく問われます」といった有益情報が勝手に入ってきますが、自分一人で勉強しているとそうはいきません。

 

特に教科書のみを使って勉強している方は要注意です。

当たり前の話ですが、教科書には「ここ頻出!」のような表記はありません。

教科書1ページあたりにかける労力を全ページで同じにしていては正直疲れます(疲れない人はそのまま突き進んでください)。

 

独学初段階では広く浅く、要所だけ抑えることがモチベの面においても重要なので、緩急をいれて勉強するというのは意識したほうがいいです。

対策

講義動画コンテンツを利用する場合、講義をしている人がどれだけ入試を意識しているかについては動画を観ないと分からないので、動画視聴前での精査はできません。

 

参考書であれば、購入前に中身を確認して「ここ頻出!」のような表記があるかどうかというのを確認すればいいと思います。

 

問題はどうしても教科書でインプットの勉強をしたいという方です。

そのような方に関しては、インプット前にまず市販の問題集を確認するという方法をオススメします。

問題集を見てみると、ある単元は問題数が多いけれど別のある単元は問題数が少ないといったことに気づくと思います。

その情報をインプット段階の勉強に役立てれば大きくは外れないと思われます。

モチベーション問題

最後に、モチベーション問題という当たり前・ありきたりのことについて書きます。

 

独学は正直しんどいです。

特に独学初段階においては、自分が利用しているコンテンツが良いのか、勉強法が正しいのかについてよく分からないまま進むことになるので、とても不安になります。

そりゃモチベーション維持が難しいのは当たり前です。

対策

これに関してはモチベーションを明確化しましょうというしょうもない結論しか言えません。

自分と向き合った結果、独学モチベーションが全くないという人は独学は諦めたほうがいいかもしれません。

 

個人的に思う独学の面白さをあげておきます。

独学は、事前準備やインプット・アウトプットの比率、勉強の成果についての自己フィードバックなどなど考えることは大いにしろ、大抵の場合モチベさえお亡くなりにならなければ授業を受けるよりも早く成果が表れます!

 

普通は何ヶ月もかかって習得する範囲を短期間で習得するというのは気分がいいですし、その後の自信にも繋がります。

これが独学の面白さであり、実際自分が独学をする時はそれをモチベーションの1つにしているような気がします。

 

また、独学は勉強に関する全ての要素についての裁量が自分に委ねられています。

常に自分と向き合いながら、いわゆるPDCAサイクルを回すことになるわけで、大げさに言えば自分で自分を成長させている感が非常に強いです。

 

その喜びを見いだせると独学が楽しくなります(そもそもこれに喜びを感じる人が独学を進んでする説はありますが…)。

 

あなたの独学モチベーションはなんでしょう?

一番ダメなのはいやいや独学をすることです。それならボケーっと授業を聞いていたほうがまだマシです。

 

自分と向き合い続けることになるのが独学です。

その第一歩として自分の独学モチベーションを是非言語化してみてください。

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