地学基礎に続いて地学(基礎なし発展)にも挑戦しました。
地学基礎の方を読んでいない方はそちらからお読みください→【共通テスト】たった1日で8割超えた地学基礎の勉強法・参考書紹介
1ヶ月の勉強(勉強時間は1日平均1時間)で共通テスト地学で88点を取ることができました(簡単な年ではあったらしいのですが…)。
そこそこ短期間でそれなりの成果を出せたと自分では思っているので、今回はその過程で実践した勉強法や使った参考書などについて書いていきたいと思います。
使った参考書
地学基礎の時と同様、勉強過程は動画で残しておきました。
インプット
さて、まず何から勉強しようということになりますが、取り敢えず教科書を地道に読むのは面倒だったので「ひとりで学べる地学」という参考書に手を出しました。
しかし、半分くらい読んで挫折しました。
ひとりで学べなかったよ…
初見の知識が沢山ありすぎて、それらをいちいち教科書やネットで調べていたら疲れてしまったのです(無能)。
(ちなみに教科書は数研出版の地学基礎と地学がまとまっているものを使いました↓)
調べる行為に疲れを感じない人であれば最初から「ひとりで学べる地学」で勉強して良いと思います。
さてそんな挫折の後に何をしたかというとYouTubeの動画を観ました。
共通テストの結果を見てみると、地学選択者は全国で1300人くらいです(化学は18万人以上いる…)。
そんなわけで需要は大きくはないはずですが、ありがたいことに基礎なしの地学の講義動画を投稿してくださっている方がいらっしゃるのです!
それが「物理屋チャンネル/nao」さん。
講義動画は本当にわかりやすく、説明のために図が動いたりして大変理解しやすいものでした。
超オススメです!
基礎なし地学の再生リストの合計時間は5時間ちょっとです。
2倍速で観れば2.5時間、1日で余裕で視聴可能ですね。
naoさんは講義内容をpdfでも上げてくださっているので、自分はそれらに書き込みをしながら全講義を観ました。
アウトプット
インプットしたら即アウトプットです。
地学基礎の時と同様に問題集はセンサーを使いました。
Amazonのリンクを貼りましたが、メルカリとかで買ったほうが安いと思います。
自分はメルカリで買いました。
(ちなみにこれから初めてメルカリを使う方は招待コードを入力していただくと、500円分のポイントをゲットできるのでよろしければご活用ください。招待コード→RFBAGB)
さて、自分はこのセンサー地学の応用問題以外の問題を2周しました。
当然ながら余裕があれば応用問題もやったほうが良いでしょう。
センサー地学が一周終わったあたりで「ひとりで学べる地学」に再チャレンジしました。
ある程度知識が入ってると内容がスイスイ頭に入ってきます。
地学の問題集はめちゃくちゃ少なくて有名で、地学のまともな問題集はセンサーくらいしか無いという声も聞きます。
実際、今回使った問題集はセンサーだけです。
ただ、地学の問題集を調べると駿台文庫のものもでてきます。
取り敢えず買っておくのはありでしょう。
自分も一応買いました(やる時間なかったけど)。
冒頭の説明書きによると「センター試験の過去問題にオリジナルの問題を加えて編集」とのこと。
解説がめちゃくちゃ詳しいので勉強の効果は高いと思われます。
問題数も63問と多くは無いのでセンサー地学で網羅的に勉強したら、この問題集をやると良いと思います。
調べ物
上述の通りに勉強したことを簡単にまとめると
YouTubeの講義動画を観る→センサー地学2周(「ひとりで学べる地学」を読みつつ)しかやってないことになります。
しかし、勉強内容は厳密にはそれらだけではなく、問題集をやりながら調べ物もしています。
調べたいこと・参照したいことがある場合、基本的には教科書を使用します。
視覚的な理解のために図録を活用したりもしました。
教科書じゃよく理解できなかった場合、もしくはもっと深く知りたくなった場合はネットで検索。
宇宙関連の用語を調べる時はネットの天文学辞典というサイトを活用しました。
教科書を最初の1ページから読もうとすると大変だと思いますが、気になったところを逐一調べたりしていると結果的に殆どのページに目を通すことになります。
これだけでもかなり力が付くことになるでしょう。
こういった様々なものを活用して1ヶ月の勉強で8割超えを達成することができたのです。
地学のすすめ
地学は本当に面白い科目です。
日本に住んでいれば地震や火山は馴染み深いものです。
気象の部分を勉強すれば天気予報の見方も変わることでしょう。
また、宇宙に関してはほとんどの人が興味のある分野ではないでしょうか?(根拠のない憶測)
受験的な話で言えば、コスパが大変良い。
短期間でそこそこの得点を狙うにはもってこいの科目です。
暗記もそんなに多くありません。原理を理解すればすぐに得点に結びつく科目です。
私は理系の時、物理化学選択でしたが化学にかなり苦労しました…というか最後までできませんでした。
”断言”というのは危険なものでリスクが伴うことを承知で言いますが、少なくとも共通テスト8割であれば化学よりは短時間で取れます。
化学は生物と比べて暗記が少ないとは言っても結局それは相対的な話であって、なんだかんだ覚えることは普通に多いです。
どうしても時間がかかってしまうと思います。
また他教科との相性の話をすると、物理・地理と相性がいいと思います。
高校地学の計算では直接、物理のような計算をすることは少ないですが、地学の理解に物理がかなり役に立ちます。
また、地形や気象の分野は地理と内容が被っているのでお得です。
理系の人は理科を2科目選択することになりますが、化学や生物などの暗記科目が辛いという人は物理・地学選択を一度検討してみる価値はあるでしょう。
受験までまだ時間のある2年生くらいの時期にパラパラと地学の教科書を一度は読んでみることをオススメします。
「参考書が少ない」「塾・学校で開講されていない」という理由だけで最初から地学の選択を視野に入れないのは勿体ないです!
周りに流されるのではなく、一度は自分で考えてみましょう。
最後に
今回は超マイナー理科科目、地学についての勉強法を書きました。
理系の時に地学選んでおけばよかったなと心から思いました(無意味な結果論)。
ちなみに今回のチャレンジで、私は理科未履修は生物のみとなりましたが、もし生物も勉強したら理科4科目の比較とかも書いてみようと思います。
以上。
コメント
理系は地学、物理、地理の組み合わせがいいですね(選べたら)
自分もそう思いました。
地学はおすすめです。特に理科が好きな人は、予備知識のおかげで短期間で高いレベルまで習得できると思います。