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ADHDの私が考えるADHDのための大学受験勉強法

勉強法

医者が言っているとかではなく、完全に私個人が思っていることなので何も科学的根拠がないことなのですが、ADHD当事者として言わせていただくと、基本的にADHDは大学受験にかなり苦労すると思っています。

悠

というかまぁ大学受験に限らずデフォルトで人生ハードモードですが。

 

 

著名な人にADHD的特性をもつ人が多いからADHDを悲観することはないなどの意見、またそのようなネットの記事を見かけますが正直気持ちが悪いですね。

 

確かにADHDやASDなど発達障害を持っている人は定型発達の方々とは違う能力・特性を持っているのは事実でしょうが、それをうまく発揮できるかどうかは全く別の問題です。

 

至極当然なことですが、有名人・成功者がADHDだからといってADHDの人の多くが有名人・成功者になれるということはなく、むしろADHDで成功している人というのはごくごく少数なはず。

その少数にスポットライトをあてて、残りを無視しているだけ。

 

大多数のADHDの人は社会に上手く適応できない、かつ自分の特性を上手く活かしきれなかった結果ハードモードな人生を歩んでいるでしょう。

 

 

その人生の中でいまだに(多分ここ数十年後も変わらん)重要な分岐点となっている大学受験。

ADHDの人は大学受験で正直不利ではあると思いますが、その中でどのようにあがけば自分の納得のいく結果に近づけるか、自分の大学受験を振り返りながら考えてみました。

 

ADHD診断レベルでなくとも、ADHD的特性をもつ人というのは世の中に少なくないはずなのでそういった方々にも是非ご覧頂きたいです。

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コツコツ勉強するという考えを捨てる

受験計画をたててもほぼ100%上手くいきません(よね?)。

私も受験計画を立てては2日くらいで崩壊するというのを何度も何度も経験しています。

 

この日は数学のこの分野と英単語をやって…というのを計画したところで、1つでも崩れると全部崩壊します。

 

ここで私が推奨したいのが科目数を絞って、(浅くてもいいので)短期間で一気に仕上げてしまうというもの。

 

ADHDの方は一度スイッチが入ったときの集中力に関しては人並み以上にあります。

問題は途中で気が散ったりしてすぐにやる気が無くなったりしてしまう点。

 

まずは、あなたの好きな科目のことだけ考えてください。そしてその科目の、今勉強しているテキストを一冊だけ勉強することにします。

それ以外のことはすべて無視でいいです。

 

そしてその一冊のテキストを最短で1日、長くても4日くらいで終わらせます

他の科目のことを考えなくていいので時間的には可能なはずです。

 

これは一見(私の大嫌いな)根性論に見えます。まぁ正直な話最初の一歩は根性です…

でも一回やり始めるとADHDの方は途中でやめろと言われてやめるほうが難しくなるはず。

 

自分の特性を上手く利用するのです。

 

またこのとき、そのテキストを完璧にしようと思う必要もないです。大事なのは一番最初から一番最後までやりきるということ。

不完全な部分はちょこちょこ後で復習していくのです。

持論ですが、結局受験はどれだけ早くテキストを周回できるかが鍵だと思っています。

 

短期集中にかけます。「一ヶ月でこのテキストをやるためには1日何問やらなければいけない」などの計画は破綻しがちです。

復習はそんなにハイスピードでやる必要はないので、最初の一周だけ”ハマる”ことで一瞬でやりきってしまいましょう。

 

テキストではなく単語帳の話になってしまいますが、私は高校一年生の夏に英単語を覚えるのにハマった時期があって、2週間くらいで英単語を1800個覚えました。

それがきっかけで英語に関しては得意であるという意識が芽生えてくれました。
(得意であるという錯覚だったかもしれないが、錯覚でも問題ない)

 

キーワードは短期集中・一点集中です。勉強対象を絞りに絞って一瞬で片付けましょう。

得意科目がうまく波に乗ってくれるだけで万々歳です。

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暗記系は直前までやらない

割と無責任発言になりますが、受験期の前半戦においては暗記系(主に社会系)を無視するというのも一手だと思います。

なぜかというと、受験期の割と最初のほうで、暗記モノを始めるとその暗記したものを維持するために受験直前までずっとコツコツ勉強し続けなければいけなくなります。

 

要領のいい人ならそれでもいいですが、ADHDにコツコツ勉強というのはかなり厳しいです。

他の科目との兼ね合いもあります。暗記をずっと頑張って数学などの重要な科目で上手く演習が詰めてなかったら受験はかなりハードになります。

 

暗記系は後半に回せば回すほど有利です。歴史用語などの記憶を維持するための時間を数学や英語などの主要科目に回し、直前に一気に用語を詰め込むのが得策です。

参考書籍

 

悠

英語に関しては英単語を覚えないと始まらないので、英単語はどこかしらのなるべく早いタイミング頑張らないとかも…

 

正直、歴史だったら流れだけはちゃんと抑えておいて歴史用語は一次試験の直前1ヶ月、最悪2週間前に詰め込めばいいのではと思っています(他の科目に余裕があること前提ですが)。

 

短期間ではなかなか成績を上げるのが難しい数学や英語をまずは頑張りましょう。

ADHDあるある 本気をだしたら自分はすごいと思い油断

ADHDの友人や、ADHDの人の話を聞いたりして気づいた共通点なのですが”本気をだしてないだけで本気を出したらすごい自分”というのを強く意識している感じがします。

悠

私も大学一年生くらいまでそうでした…

 

時が経って思ったのは”本気”それ自体が存在していないということ。

言語化が下手なのであれですが本気を出せないというよりその本気が存在していないのです。

 

私自身悲しいことに、勉強においては本気でやりきった!という経験がありません。

前述の通り、ADHDの人はハマりさえすれば勉強でもかなりいい成績をとることができるようになると思います。

 

私は高校一年生のときに、特にすることが無く、勉強を少し頑張ってみたら学年100番目くらいから一気に1桁台まで上がりました。(まぁ自称進学校なのでそこまで周りのレベルは高くないですが)

 

私は自分を天才か何かだと錯覚し(笑)、それきり勉強をぱたりとやめてしまいました。

高校2年生からはじわじわと成績が下がっていきましたが、私は”本気”をだせばまた一気に成績が上がって志望校にも合格できるんだと信じていました。

 

しかし結局最後まで全力で勉強することなくセンター試験・二次試験を迎えて第一志望には届かず。

 

ADHDの人の話や、ADHDの友人達をみて思うのですが、勉強に限らずADHDの人はちょっとやっただけですぐに成果がでます。

でもすぐに飽きてしまうんですね。

 

嫌味っぽく聞こえるのかもしれませんが、これはこれで結構しんどいのです。

もっと頑張れたら自分はもっとできると感じているのにも関わらず、どうしても努力ができないのです。

 

ですから、少し勉強した結果、爆発的に成績が伸びたというADHDの方がいらっしゃれば逆にそれは要注意です。

私は高校一年生のときに調子に乗ったことを本当に後悔しています。あそこで勉強をやめてはいけなかった。

 

かといってコツコツ勉強は無理ですからどうするのがいいかというと、他の科目に惑わされすぎず好きな科目だけは勉強し続けるというもの(多分この意見は私の他記事と矛盾することになりますがADHDの人に対するものということでご理解願いたい)。

好きな科目ならずっと勉強できるはずです。

 

私は高校生の頃数学が好きで、ずっと数学をやっていたかったのですが、物理・化学、そして苦手な地理などが不安で早期からそれらに手を付けはじめ、結局数学も含む全科目が中途半端になってしまいました。

 

副科目に関して言えば、ADHDの方なら直前期で周りの受験生より大きく成績を伸ばせる確率が高いはずです。

一科目でいいので自分の志望大学のほとんどの受験生に勝てるレベルまで仕上げます。

 

今受験を振り返ると、一科目でも「この科目なら負けない!」と胸をはって言えるような得意科目があると精神的にもかなり楽になります。

全科目そこそこできて合格というのは難しいし、実際周りにも多くないです。

やはり皆なにかしら、この科目ならほとんどの人に勝てるだろうという科目を持っている印象があります。

 

先取り学習が重要であるというのは事実なのですが、あまりにも早期から色々な科目を頑張ろうとすると結局全部うまく行かないというのがありえます。

数学か英語のどちらか一方を極めるというのを勧めたいです。

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おまけ 不注意への対処

これは勉強法というより、勉強しているときに注意すべきこと。

ADHDの方で不注意優位の方は普段の勉強からかなりイライラしていると思います。

 

というのも具体的には、問題文の飛ばし読み・読み間違い、マークミスなどのことです。

私はこれが本当にひどかった。

模試ではほぼ必ず問題文の読み間違い(主に数学・物理)、飛ばし読み(主に英語の長文)がありましたし、マーク模試では一度も自己採点と実際の点数が一致したことはありませんでした。

 

悠

で、これどうやったら治るんですかね?笑

 

いやまぁ治すのは無理だとして、極力減らしたいですよね。

英語の長文飛ばし読みに関しては、一行一行指でなぞりながら読むことである程度はマシになりましたかね…

 

あとマークミスもしんどい。

一個一個心のなかで「2を選択、2に丸」というふうに唱えて指でマーク箇所を指しながらマークしたら少しマシになったかなと言う感じ。

あと、マークミスしたという結果が分かったらどこをマークミスしていたかってちゃんと確認しなきゃですよね。(私が高校生の頃は面倒臭がってやってませんでしたが)

 

それから色々工夫したんですが、結局問題文の読み間違いは最後までなくなりませんでした…

 

ADHDの方々がまずやることは自分の特性の理解に全力で努めること。

そしてそれに対して自分なりに試行錯誤して対処していくことが重要なのです。

 

結局、人には頼れないのですから全力で自己対処していくしかありません。

受験の話からそれますが、発達障害者に対する社会の理解だとか、支援だとかありますが、基本的に多くの人は発達障害になんて興味はないのです。

興味がないものにたいしてそこまで理解しようなんて思いません。

ですから私達発達障害者は結局ほぼすべてのことを自己対処していくしかないんだと私は思っているのです。

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コメント

  1. 匿名 より:

    受験のことですごく悩んでましたが、この記事を見て少し心が楽になりました
    ありがとうございます

  2. 名無し より:

    当て嵌まることが多すぎて、今までの人生を思い出して泣けてきました。
    この記事をバイブルとして大学受験、頑張ってみようと思います。(3日で忘れないことを祈りながら)

  3. うつとや より:

    こんばんは、初めてこの記事を読まさせていただきました、ADHD持ちの高校一年生です。
    僕は、中学受験で第一志望こそ落ちたものの、幸いにも大学合格者実績を見れば全国的にもトップクラスであるとみられている中高一貫校に入学出来た者なのですが、ここ3年くらいで、当初は上位50番以内をキープしてきたものの最近は下位50番以下である200番台を連続で取ってしまう程に成績が落ちてきてしまい、おまけに留年の二文字が見えてきてしまうような通知表を受け取る事態になっています。また、小学校の時は結構頑張っていたので頭は悪くないはずですし、別に勉強に対して意欲が無いわけでもなく(寧ろできることなら一日中していたい、知ることは楽しい)、授業中寝ているわけでもないのに、試験が全く上手くいかないことに対して疑問を持っていました。そして、自分がADHDの可能性があるとわかったのは今年の夏です。(診断結果、黒でした)
    思えば自分は全く試験勉強というものが出来ていませんでした。なぜかみんなのように、コンスタンスに勉強が出来ず(でも好きな数学はコロナの休校中一日10時間以上やっていたこともしばしばありました)、すぐに本を読んでしまったり、いけないとわかっていても好きなことをしてしまいます。そもそもペンすら持てないときもよくあります。また提出物なども全く出せません。コロナ禍で配信授業を全く見ていなかったのは自分しかいませんでしたし、そもそも細かい連絡などを見てもいつも見落としていたり、勘違いしていたりするので登校日とかも間違えていました。遅刻もしますし時間も全然守れません。そういうことが積み重なり、成績も全く安定しなくなってしまったのだと思います。

    原因がわかったのは良いのですが、どうやって勉強すればいいのかが全く分からず、ずっとそれで悩み、結局何も変えられていない今日です。実は自分は京都大学に行きたいのですが、そもそも進学すら危うい状態は更に悪化しています。お先真っ暗です。

    しかし、今日この記事を見つけられて本当に良かったと思います。まだ全部は見れていませんが、このぺーじだけでもとても参考になりました。実践してみようと思います。

    • 悠 より:

      高校生の時点で自らが発達障害であることを知れたのですね。個人的には(失礼な話かも知れませんが)少し羨ましいです笑 自分の特性と相性の良さそうな勉強方法が見つかることを願っています。

      余談ですが京都大学なら配点の性質上、一点突破型でも合格しやすい印象があります。応援しております。

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