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本の内容は忘れて当たり前!知識整理のための読書ノートの書き方

勉強法

本の内容をすぐ忘れてしまうという人がいますが、逆に隅々まで覚えていたらそれは天才ではないでしょうか。

本の内容を忘れるのは当たり前という前提を持ちましょう。

 

しかし「それでは本を読む意味がない」と不安になられるかもしれません。

でも大丈夫。

本で新しく得た情報に後から容易にアクセスできるよう、読書ノートを書けば良いのです。

 

今回は自分が実践している、読書ノートによる知識整理法について書いていきます。

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読書ノートを作る意味・メリット

読書ノートを作る意味・必要性が分からない、という方のために個人的に思う読書ノートのメリットを書いておきます。

 

第一のメリットは冒頭でも述べた通り、情報へのアクセスが容易になることです。

 

考え事をしているときに「あの本に参考になることが書いてあったかも!」となる時は多々あります。

その時にあらかじめ本についてまとめてあるノートを見れば、検索時間を削減することができます。

 

初めて読む本でも既に知っている部分はたくさんあるわけです。

それ以外の、新しく学んだ部分のみを抽出するのです。

読書ノートを作る作業は本を自分なりに最適化する作業と言って良いでしょう。

 

また、読書ノートを書くと結果として本の内容が記憶に残りやすくなります。

要点をまとめる作業のために文章を咀嚼する必要があり、文章を正確に読むようになるからです。

 

これにより「あの本に〇〇のこと書いてあったよね」の〇〇の部分が頭に上りやすくなるので、考え・知識の連結が起きやすくなります。

読書ノートの書き方

読書ノートの書き方は大変シンプルです。

 

①気になった点(初めて知ったこと・疑問に思ったことなど)が記載されているページを折り曲げながら読書を進める。

②本を全部読み終わったら、①の気になった点をできるだけ短くまとめて箇条書きでノートに書く。

③ノートの最後に疑問点や思ったことを箇条書きで書く。

 

はい、たったこれだけです(ノートというよりメモに近い?)。

特別なことは何一つありません。特別なことをしないことが継続に繋がります。

 

正直、読書ノートの書き方なんて個人で好きにやれば良いとは思いますが、意識すべき点を強いてあげるとすれば負荷の高い工程を排することです。できる限り楽をしましょう。

 

では、各工程についてもう少し詳しく説明していきます。

①気になった点が記載されているページを折り曲げながら読書

・なぜ折り曲げるのか?

・線を引くのではダメなのか?

・付箋ではダメなのか?

 

答えは簡単。折り曲げるのが一番楽だからです。

後から見て該当箇所が分かればなんだっていいのです。

 

線を引いてもいいですが、出先で常にペンを持たなきゃですし書くという手間も増えます。

付箋も、ペリッと剥がしてペタッと貼る作業が手間です。

 

それらに比べて折るのは一瞬です。

折ったページ内のどこの文章・用語に自分が注目したかについては、読了後から余程時間が経過していない限り、ページを見れば分かるはずです。

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というわけで読書ノートは読了後できるだけすぐに書きましょう。

②読了後、気になった点をできるだけ短くまとめて箇条書きでノートに書く

読書ノートの中身・構成に関しては人によってかなり違うかもしれません。

 

自分の場合は①の工程でピックアップした部分を自分なりに短くまとめ、箇条書きでノートに書いていきます。

制限の無い文章だと長ったらしくなってしまいがちなので、箇条書きで短くまとめます。

短くまとめようがないという時は文章をそのままコピペでもいいです。

 

用語についてメモしたい時は、「・〇〇(なんらかの用語):△△が□□であるということ」のように書きます。

 

また、自分は面倒でやっていませんが、気になる点を箇条書きする際にその内容が書いてあるページ番号も一緒に記載するとベストでしょう。

使用アプリについて

どうしても紙媒体のノートじゃなきゃダメだという方は紙のノートを使う他ないですが、自分の場合はそれだと時間がかかるので、EvernoteにPCで書き込んでいます。

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デジタルだと文字検索ができるからというのもあります。

 

Evernoteじゃなきゃダメなんてことはありませんが、余計な機能が無くシンプルで使いやすいのでオススメではあります。

またスマホアプリとも同期できるので、外出先などでサッと確認できるのも良いポイントです。

 

以下に記述例を貼っておきます(内容は「学力」の経済学という本のものです(一部分))。

ある話題を共通として複数の事項を書きたい場合は箇条書きを入れ子構造にします。

ちなみにEvernoteはMarkdown記法に対応しています。

当たり前の話ですが、自分が読んで「そんなこと書いてあったな」と分かれば良いです。

上画像だと例えば「~学力は上がる」などと断言形で書いてありますが、これらはあくまで統計的検定を用いた研究のものであり、正確には「~学力は上がる傾向にあった/可能性が高い」となるでしょう。

 

書いている本人はそれを分かった上で書いているので良いですが、他人に見せる時は注意が必要かもしれませんね。

③最後に疑問点や思ったことを箇条書きで書く

ノートの最後に、全体を通して思ったことや、①で取り上げた疑問点の詳細、またそれに対する自分の意見などを書いて終わりです。

 

特に、疑問点やよくわからなかったことを書くのが大事です。

 

読書や勉強を続けていくうちにその疑問点は解決されるかもしれません。

そのタイミングでその解決内容を追記しましょう。

 

疑問点や思ったことについてなので少し長めの文章を書くことにはなるかもしれませんが、読書感想文を書きたいわけじゃないので、ここでも箇条書きを用いて話題別に区切って簡潔に書いていきましょう。

Q. 本に折り目を大量につけることになるけど?

以上が読書ノート(Evernote)を用いた知識整理法です。

しつこいようですが、一番大事なのはどれだけ楽に読書ノートを作れるかです。

 

変にノートの装飾に凝ったり、カラフルにしたり、レイアウトを考えたりするのは無駄です。

得た情報を外部に保管する作業として割り切りましょう。

 

さて、実際に今回説明したようなやり方で読書をすると、本によっては折り目が大量につくことになります。

新しめの研究結果を次々と紹介してくれている書籍なんかだと折り目ばかりつくことになります。↓

折り目ばかりの本

これで果たしていいのか?という疑問も生まれるとは思いますが、現時点での自分としてはこれで良いという答えになります。

 

というのも、折り目がたくさんつこうとも、出来上がったノートは本一冊分よりは必ず短くなっているからです。

 

自分にとっての重要ポイントをまとめた、最適化されたものがほしいのです。

そしてそれに簡単にアクセスすることが目的でした。

 

本一冊がいくつかのポイントに分かれて記述され直されている時点でその目的は達成されていることになります。

 

まぁ折り目がたくさんついていたら、その本からは学ぶことが多かったということです。

多少ノートを書くのが大変にはなりますが、新しいことをたくさん得られたということで素直に喜びましょう。

 

もっと他に良い方法があるよという方は是非オススメお願い致します。

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