本記事では、特に京大新入生向けに、大学生活を送るにあたり知っておいたほうがいいことを書いていきます。
恐らく「そんなの常識だろ…」というようなこともたくさん書いていくことになると思いますが、自分にとっては常識では無かったことなのでお許しを。
大学に友達0人だと情弱になるので気をつけてください。
思いついた時に随時更新していく予定です。目次をどうぞご活用ください。
ゲキムズ履修登録
履修登録はKULASISというサイトですることになりますが、履修登録期間中のKULASISが分かりづらいのなんの…
履修登録期間では普段とはサイトのページが異なります↓
上画像の赤丸で囲ってあるうちの「外国語予備登録」「履修(人数)制限」「ILAS Seminar」の3つに注目してください。
注意しなければならないのはこの3つの履修登録可能期間は大抵バラバラ、かつ履修登録は1つのページで完結しないということです。
上画像の「履修登録」と書いてあるところで、あらゆる講義をなんでも登録できるわけではないのです。
例えば外国語を履修したいのだったらわざわざ「外国語予備登録」のタブを押して、そのページで履修登録をします。
まぁこれだけだったら「使い勝手悪いページだなぁ」だけで終わる話ですが、問題なのは履修登録可能期間が講義の種類によってバラバラのときがあるという点です。
例えば令和3年前期の履修登録の期間はそれぞれこうなっています↓
・外国語予備登録(期間2):4/1~4/6
・ILAS semminer予備登録:3/12~3/24
・履修(人数)制限申込:4/2~4/6
・履修登録ページ公開日:4/2
これに加えて上述の通り、履修のページが「外国語予備登録」「履修(人数)制限」「ILAS Seminar」で異なるのですから大変です。
ちなみにこの細かい日程は「履修登録」のページには書いてありません。
さらにとどめの一撃となりますが、「外国語予備登録」や「履修(人数)制限」では予備登録期間の後で先着順申込受付期間(3回くらいに分かれてる)があります。
予備登録で漏れたら先着順申込受付期間で忘れず申し込む必要があります。
こんなの1年生は涙目でしょう。
一つ一つ注意深く確認する必要があり、履修内容によってはスマホでリマインドの設定をしまくる羽目になります。
気づいたら履修登録期間が終わっているということが普通にありえます。
成績のつけ方
成績は100点中60点以上で合格(単位取得)です。
その100点の内訳は講義によってまちまちで、試験一発だったり時々でる課題の出来によったりします。
ただ、注意すべきなのが60点までは絶対評価でそれより上は受講者間での相対評価ということです。
つまり、単位を取れるかどうかの基準は決まりきっているものですが、その上で70点となるか80点となるかは他の受講者のレベルに左右されるということです。
これは経験からも確かで、私はある数学の講義(成績評価は期末試験のみだった)で、期末試験の問題が数問わかりませんでしたが、成績は100点でした。
自分の出来が悪い/良いと思っても、周りの出来によっては良い/悪い成績が出たりします。
思ったより良い/悪い成績が出たときは、相対評価によるものだということで納得しましょう。
必修英語とTOEFL ITPについて
必修英語(リーディングとライリス)
今まで受けた授業の中で一番重かったのが必修英語です。
1年生は入学早々必修英語による負担を強いられます。
必修英語はリーディングとライティング・リスニング(以後ライリス)の2つがあり、それぞれ4単位、計8単位が必要となっております。
それらの授業では、全授業回数のうち1/3以上を休むと問答無用で単位がきません。
教室に設置されているカードリーダーに学生証をかざして出席確認をするというシステムを目の当たりにしたときは「京都大学がこんな幼稚なことをするのか…」と驚きました。
ただ、先生の当たり外れが大きい(らしい)ということはあっても、不登校グセがなければリーディングに関してはそこまで大変ではないです。
洋書をみんなで読んで訳してっていう感じの授業で、出席だけしてればテストで大失敗しない限り単位はきます。
問題なのはライリスの方です。
まず、毎週リスニングの専用ページ(GORILLA)でリスニング課題をこなす必要があります。
13回のうち6回受け忘れるとその時点で単位が来なかったはずです(これは初回授業で先生から口酸っぱく言われます)。
授業では毎週教科書から課題がでます。
それに加えて月1回くらいのペースで単語テストがあります。このテストが実施される時は忘れず出席しましょう。
ライリス前期はクラスでひとりひとりプレゼン発表をした記憶があります。
自分の主張を用意し、データを引用しつつ説得力に富んだ主張をしようみたいなノリだったと思います。
また、300~500語のエッセイ提出はどこの学部であろうが必須だったはずです。
ライリス後期は論文を適切に引用しながら自分の主張をレポート(1000語~1500語)として書いて提出することが必須です。
1000字以上と1000語以上(=1000単語以上)を勘違いしていて、どれだけ書いても1000語に届かず、引用文献で単語数を稼いだ記憶があります。
TOEFL-ITP
1年生は前期と後期にTOEFL-ITPを受けさせられます。
前期のTOEFLは受けないと後期の必修英語が履修できませんが、特にTOEFLの点数が成績に反映されるということはないので寝てても大丈夫なはずです。
後期のTOEFLは受験拒否することも可能ですが、TOEFLの成績が必修英語の成績の2割に反映されます。
一応、後期にTOEFLを受けなくてもその他の成績が7割5分以上なら単位はくる計算になりますが、課題を提出し忘れる度にヒヤヒヤする羽目になります。
TOEFL-ITPを受け忘れた場合
TOEFLに関してですが、寝坊して受けられなかっとしても慌てなくて大丈夫です。
受けられなかった人用にしっかり予備日が用意されています。
国際高等教育院に行って受験希望の旨を職員さんに伝えましょう。
さて、問題なのはこの予備日の受験すらしなかった場合はどうすればいいのか?ということですね。
そんな怠惰な人間がいるのでしょうか、います。私です。
予備日ですら受験できませんでした。多分朝起きられなかったのでしょう。
その場合、自分でTOEFL-ITPの受験を申し込む必要があり、受験費がかかります。
費用は5000円くらいだった気がしますが、本来無料で受けられたものです。
とても悲しい気持ちになりましたが、単位取得のために泣く泣く課金しました。
TOEFL-ITPを受ける気があるにも関わらず受け忘れた場合には、予備日に必ず受験しましょう。
再履修というゆとりコース
ちなみに必修英語を落とした場合、その単位回収は再履修者用のクラスで行うことになるのですが、この再履修者用のクラスはかなり楽ということも覚えておきましょう。
自分はライリス前期は出席が足りず落としたのですが、後期は敢えて途中から行くのをやめました。再履修の方が楽なので…
正直、最初から諦めて2年生のときに回収するのもありっちゃありだと思ってます。
再履修者用クラスでは1から手取り足取りって感じで、無事再々履修は回避できました。
文系は2年生になっても第二外国語をとらなければならない
文系は2年生でも第二外国語を履修しなければならないって常識なのでしょうか…
自分はそのことを2年生の後期に初めて知りました。
どうやって知ったかというと成績表を見たときです↓
上の成績表に「第一外国語合計」という文字がありますよね。
「第一外国語」というのだから英語の授業(必修英語以外の英語)をとったらこの単位は埋まっていくのだろう、と私は思っていたのです。
しかし、英語の授業をとってもこの第一外国語の単位が増えませんでした。
というのもこの「第一外国語」はいわゆる「第二外国語」のことだったのです。
「???」って感じですよね。自分も初めて知った時に驚きました。
1年生時点での第二外国語は”初級”で、その単位を取得すると2年生では”中級”の第二外国語を履修できます。
私はこの中級の第二外国語は選択性だと思っていたのです。
しかし、どうやら第二外国語の初級と中級を合わせたものが「第一外国語合計」であり、さらにそれらは必修、というオチでした(文字にすると余計ややこしい)。
第二外国語について誰かと一度でも話したことがあれば、この失敗は防げたことでしょう…
情弱の方は気をつけてください。
第二外国語の授業で楽をする
大して興味が無いにもかかわらず履修しなければならない授業ではできるだけ楽をしたいもの。
自分にとっては、第二外国語の授業がその対象でした。
どうやって楽をできるかと考えた結果、書き込みありの中古の教科書を買うという結論に至りました。
当たり前ですが、教科書に書き込みがあった方が授業についていくのは楽です(語学力はつかないでしょうが)。
特にご丁寧にテキストの全文訳が書き込んである教科書を手に入れた暁には、落単の確率はかなり低いものとなるでしょう。
そのようなテキストはメルカリで手に入ります。
本文書き込みありのテキストが大量に出回っているとも思えないので必要なテキストは早めに購入しましょう。
メルカリ未登録の方はアカウント作成時に招待コード「RFBAGB」を入力していただくと500円分のポイントがあなたに入ります。良ければどうぞ。
PandAの使い勝手をよくしよう
京大生は課題提出のためにPandAというサイトをよく使いますね?(よくサーバー落ちしますね?)
このPandAで、どの課題の提出締め切りがいつまでかというのを一覧で見られたらとても便利ですよね?
そんな便利機能を京大が用意してくれているかと問われれば勿論NO。
しかし、ある京大生(作成者様Twitterアカウント)がそんな便利機能をブラウザ拡張機能で実現してくれました。
その名も「Comfortable PandA」
これを使えば提出していない課題が一覧で見れたり、締切が近づくにつれて色が科目名の色が変わるので課題管理が圧倒的に楽になります。
本当に助かっています…
ダウンロードしていない方は今すぐダウンロードしましょう。
KULASISの時間割を転置しよう
一年生の方はKULASISの時間割が一般的な時間割と違うことにすぐ気づくでしょう。
KULASISの時間割は今まで我々が見てきた時間割の時限と曜日を入れ替えたものになっています。
「別にそれくらいいいじゃん」って思う方が大半かもしれませんが、自分は我慢なりませんでした。
自分と同じような方がいたら転置(行と列を入れ替える)して表示することをオススメします。
そのための拡張機能はすでにある京大生(作成者様Twitterアカウント)が作ってくれています。
その名も「Transpose Timetable」
時間割の表示が気になる方は是非この拡張機能を導入しましょう。
それにしても最初にKULASISの時間割を見た時は一時的なデザインミスであってすぐに修正されるものだろうと思っていましたよ。
それがまさかのデフォルトという……なぜ直さないのか未だに不思議です。
Amazonの本→京大図書館検索
手前味噌で恐縮ですが、Amazonの本が京大図書館にあるかをすぐに検索できるiPhoneショトカを作りました。
詳しくは下記記事を御覧ください。
設定により、どの図書館でも検索できますが、デフォルト設定を京大図書館にしてあるので、京大生の方はすぐに使えます。
随時更新…
コメント
こんにちは。京大の新入生です。ILASについてお聞きしたいのですが、一つ取ると何単位になりますか。
あと、体感、何割くらいの学生がとっていますか。
一つ取ると2単位です。
何割くらいの学生が取っているかについては、申し訳ありませんが分かりません。
お返事ありがとうございます。単位は死活問題なのでそれだけでも知れて良かったです!
はじめまして。京大新入生です。
実は事情があり大学にあまり通えないため、英語と第二言語は今年受けずに来年履修しようと思うのですが、語学系全ての授業をブッチするのはルール上は問題ありませんか?
問題はないです。
四年以内での卒業をするならこういうふうに履修したほうがいいよ〜的なのはありますが、ルールはおそらく無いかと。ただし、単位を取らなすぎると何らかの通知が来る学部もある(少なくとも理学部はそうらしい)ので参考までに。