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【受験の天王山】 夏休みの受験勉強で気をつけるべきこと

勉強法

夏休み…それは受験の天王山と呼ばれる、受験生にとってはとても大事な時期。

まとまった時間の確保というのは受験生にとってかなり嬉しいものです。

 

 

しかし、なんとなく過ごしていたら夏休みなど秒で過ぎ去ってしまいます。

学校の先生などから口うるさく言われているでしょうが、夏休みは計画的に過ごさねばなりません。

 

 

しかし実際のところどのように毎日を過ごせば良いのか、何を勉強すれば良いのかなど気になることは沢山あると思います。

 

 

晴れて学校の束縛から放たれ、一日のほぼ全てを自分の好きなように使えるのです。

有効活用しなかったら後でとてつもなく後悔することになると思います。

 

 

というのも私自身、高3の夏休みを見事棒に振った人間なのです。

病気で2週間くらい寝込み、あとはアニメ観てたらいつの間にか学校が始まっていました。

 

 

結局第1志望の大学には不合格で、第2志望の大学へと進学しましたが、今振り返ってみるとあの頃の受験結果は夏休みでほとんど決まっていたのではないかと思います。

 

 

周りは夏休みで一気に学力を上げてくるのに自分は一気に学力を下げたわけですからね…差は大きく開いたでしょう。

 

こんな惨めな思いを受験生にはしてほしくありません。

 

夏休みを有効活用するにはどうしたらいいかについて私が伝えたいことを今回は書いていきます。

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生活リズム第一主義

勉強の前にまずこれです。

夏休み前までは学校という存在のおかげで、朝はしっかり起きられていた方が多いと思います。

 

 

しかし、学校がなかったらそこまで早く起きる必要もなくなってしまいますから、ついつい夜ふかししてしまうなんてこともありえます。

 

これで昼夜逆転なんてことになったら最悪ですよ。

 

 

夜中に勉強すれば良いのでは?と考える方がいるかもしれませんが、センター試験も二次試験も朝からなので、できれば早いうちからそれに合わせた生活リズムを作るべきです。

 

 

また、夜ふかしをして朝に無理やり起きる生活を続けられたとしても日中の集中力は間違いなく落ちていますし何より免疫力は低下しています。

 

免疫力低下が原因で風邪になったら最悪です。

 

 

夏休みの一日は学校がある日の一日と全く違うことをしっかり自覚するべきです。

学校がある日というのは自分の勉強はできても4,5時間といったところでしょう。

 

 

一方夏休みでは10~12時間やっている人がゴロゴロいるはずです(私は絶対そんなにできませんが)。

 

もしあなたが重い風邪にかかって5日ほど寝込んだとします。

すると一日12時間勉強している人とは60時間もの勉強時間の差がつきます。

 

 

勿論勉強時間が全てではないですが、どうしても勉強の絶対量は必要です。

60時間なら数学の一単元くらいならそこそこのレベルに仕上がります。

 

体調を崩すリスクだけは最小限にしましょう。

色々やろうとしない

夏休み始まりたての頃はなんでもできそうな気がします。

 

時間を目一杯使ってできるだけ沢山の分野に手を付けようと意気込むかも知れません。

 

 

しかしこれまた注意。

確かに夏休みは勉強時間を多く確保できますが、大学受験の勉強範囲のことも考えなければなりません。

 

あれもこれも手を出し、夏休みの終わりに気づいてみれば「これができるようになった!」と自信を持って言える分野が一つもないなんてことは十分にありえます。

 

 

ですから初めに、夏休みで最低限出来るようになっていなければならないことを書き出しましょう。

 

例えば数学なら整数だけは得意と言えるレベルまで引き上げる、古文なら単語帳1冊は完璧にする…といった感じです。

 

 

この時、自分の志望大学が決まっているなら、その大学の出題傾向を意識した上で計画を立てたほうがいいと思います。

 

例えば京大数学なら整数と確率は毎年ほぼ必ず出題されていますから、その2分野に注力した勉強は有効でしょう。

 

くれぐれも全教科完璧にするんだ!などとは思わないでくださいね。

基礎の確認中心・センター試験の活用

 

勉強内容が決まったら、どのレベルの参考書・問題集に取り掛かるかが問題です。

結論から言いますと基礎の確認に努めてください。

 

 

夏休みの始まる段階ですでに二次試験の過去問で合格点近く、もしくはそれ以上取れているという場合は別ですが、恐らくそのような人は(特に現役生は)多くはないでしょう。

 

 

勉強時間の大部分を基礎的な内容にあてられる最後の機会が夏休みだと思ってください。

 

秋以降になって慌てて基礎の確認をするというのは精神衛生上あまりよろしくないです。

 

 

過去問をやらなければまずいのではないかという気持ちと、基礎ができていないから過去問をやっても仕方がないのではという気持ちが入り混じり、思うように勉強が進まなくなります。

 

 

さて、基礎ができているか確認する一つの指標としてセンター試験があります。

取り敢えず、制限時間を無視して解いてみましょう。

 

8割くらい取れていたら上出来です。かなり基礎が仕上がっていると見ていいでしょう。

 

 

また、センター試験の過去問を解くことによって自分の穴が見つかるという利点もあります。

センター試験は網羅性に富んでいます。

 

高校内容の知識が広く浅く問われる形になっており、自分の苦手分野を手っ取り早く知るのには最適な試験なのです。

 

 

自分の苦手分野がはっきりしていないという方はまずセンター試験の過去問を始めにやり、そこから勉強計画を立てましょう。

 

受験勉強以外でなにか1つ頑張ってみる

 

これはちょっと無責任すぎますかね笑

 

でも私の本心はこれです。

私は受験勉強それ自体には大して意味はないと思っている立場です。

 

 

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i

“受験を通して”得られることがあるとは思っています。

 

大学受験ってとんでもなく視野が狭くなってしまうんですよね。

 

大学に入ってから、「やりたいことがない」「受験生の頃の熱意はどこへ…」といった話は親の声より聞いてきました。

 

 

よく言われるのが

「大学受験がゴールじゃない。大学に入ってからが大事だ」

 

受験生の方々は聞き飽きてる言葉だと思います。それ故に響かない。

 

私も高校生の頃はこの言葉は聞き流していました。

 

i
i(高校時代)

大学受験がゴールじゃないのは分かるけど、大学に入らないと何も始まらないじゃん。

 

しかし大学に入った後に多くの人は気づくのです。

自分の本当にやりたいこと、興味のあることは何なのかすら分からないことに。

 

 

そして「大学で何やれば良いんだ?」という疑問は解決されないまま卒業を迎えます。

 

大げさ話ではありません。大学生の殆どがそういう人です。

…というか私も大学を転々としている割にはそうなりかけています。

 

 

一方でそうじゃない人もいました。

 

高校時代に仲の良かった友人はクイズの大会に出たり経済の勉強をしていました。

はたから見ていて分かるのですが、その経験が大学進学後にメチャクチャ活かされています。

 

第一志望の大学には惜しくも落ちてしまったものの、能力を十分に発揮し活躍しています。

 

 

確かにレベルの高い大学(偏差値の高い大学という意味になってしまいますが)にいけば”何か”が始まる可能性はあがります。

 

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i

私自身、京大に入って周りから刺激を受けることはあります。

 

しかしそれ以上に自分の興味のほうが重要です。

何でも良いので自分の熱中できることを大事にしてください。

 

何かに熱中したという経験は間違いなく後々いきてくるはずです。

 

 

第一、受験勉強ばかりしていると疲れますでしょう?笑

息抜きもしつつ、できるだけ肩の力を抜いて受験に臨みたいものです。

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