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【仮面浪人を志す君へ】仮面浪人の難しさとメリットを紹介

大学生活

もしかしたら仮面浪人という言葉自体知らない方がいらっしゃるかも知れません。



実際、一般的に浪人といえば予備校に通ったり、宅浪して独学で勉強していくものを思い浮かべる人がほとんどでしょう。


仮面浪人とは簡単に言えば、いま大学生の人が自分の大学に在籍しながら他の大学を目指して独学で受験勉強をする形体を言います。

受験に失敗したとしても、今いる大学に残り、大学生という身分は残ることになります。

これとてもいいですよね。



普通の浪人生は全落ちした場合、大学生という身分は得られずまた浪人することになりますから。

 

しかしながらこの仮面浪人という方法、しっかりやり抜ける人はとても少ないです。

 

入学して仮面浪人を決意した人の殆どは5月か6月あたりで断念します笑


勿論仮面浪人で成功している人もいますし、私自身たくさんの成功者を知っています。

 

彼らは意思・根気が本当に強かった。

 

生半可な気持ちで仮面浪人を志せば受験失敗だけではすまないことになるでしょう。

 

ということで今回は仮面浪人をしてみようかなと思っている人に向けての記事。

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大学の勉強との両立が難しすぎる

実際に仮面浪人をやっている人しか分からない苦しみ。


特に理系の人は厳しいと思います。


私も理系の学部にいた頃に仮面浪人を志そうかと思ったことがありますが、時間割やシラバスなどを見て「これ無理じゃない…?」となった覚えがあります。

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そしてすぐに大学不登校&受験勉強もしないクズ人間となったのだった…

 

基本的に仮面浪人の人は土日や夏休みなどの長期休暇にどれだけ勉強できるかだと思います。

単純に大学関連のことで忙しく、勉強時間それ自体の確保が難しいのです。

バイトをしている人からしたらそれはもう厳しさを極めます。



普通の浪人生より勉強時間の絶対量はかなり少ないです。





つまり成績の爆上がりは望めません。
去年ギリギリ志望校に受からなかったという人でないと仮面浪人は危険です。





さらに大学の後期期末試験の時期がセンター試験の時期と重なることも忘れてはなりません。

期末試験の次の日がセンター試験の前日なんて人もいましたね。




受験の追い込み時期に全力で注力できず、大学の試験勉強をしなければならないのは不安感で溢れるはずです。

精神衛生上においてもよろしくないでしょう。



ここで大量落単からの留年確定、受験失敗のダブルコンボが炸裂したとなれば絶望の淵です。

仮面浪人は”二兎追う者は一兎も得ず”のパターンに陥りやすいリスクが多分にあるのです。

大学の誘惑

これに関しては私は全くわかりませんが、この誘惑に負ける人もいるみたいです。

具体的にどういうものかといえば、サークル活動や大学の友達との関係です。

大学生って基本的に楽しそうですよね。



サークル活動してバイトもやってお金稼いで友達と遊んで…

 

そんな生活の中で、大学生活を謳歌するでもなく一人だけ受験勉強を続けるのは確かに厳しそうです。

 

 

私はサークルに入ったことがありませんが、
仮面浪人を志す人がサークルに入るのは意味が分からないです。


メリットがないと思います。

 

 

また、むやみやたらに友達を増やすのも避けるべきです。


無駄な交友関係は断ち切りましょう。



ただでさえ時間がないのに他人のために使っている時間など無いのです。



ここまでストイックになれないという人は仮面浪人を諦めて、

おとなしく今いる大学を楽しんでそのまま卒業しましょう。

仮面浪人のメリット

私が仮面浪人をあまり勧めないのは、そもそもやり抜ける人が少ないからであって、

やり抜ける人にとっては普通の浪人とは違ったメリットが望めます。



・大学の勉強と受験勉強が関連することがある

受験勉強をする上で大学の勉強が邪魔でしょうがないとなるかも知れませんが、

講義の内容によっては受験の内容を深く掘り下げられるような講義もあります。



理系なら、大学の物理や化学の講義でより原理的な理解が可能ですし、

文系なら東洋史や西洋史などの講義をとれば、

受験よりも細かい話をするので記憶がより定着することでしょう。




シラバスを熟読して受験に関係しそうな講義をできるだけ取るようにしましょう。

そのようにすれば、単純に講義にでるモチベーションが上がるはずです。




大学の単位をとりつつ受験勉強の成功を目指すのであれば、モチベーションの維持は大きな課題となります。



受験のために大学を最大限利用しましょう。

・講義の内容を先取りすることになる

仮面先の大学でしっかり単位を取れて、受験も成功した場合、次の大学での単位取得が楽になります。

 

というのも大学が変わっても、一年生で学ぶ内容というのは対して変わらないことが往々にしてあるからです。



例えばですが、理系なら1年生でやる微積や線形代数など、文系ならミクロマクロ経済学などは

基本的に勉強する内容はどこの大学でも同じです。



しっかり単位を取れていれば、次の大学ではもう一度同じ内容をやるのですから相当楽になるはずです。

 

大学の勉強を頑張る意味はやはりあります。

 

・単位自体引き継げる場合がある

一度やった勉強が次の大学で役に立つだけではなく、単位自体を引き継げる場合があります。

 

全ての大学に単位引き継ぎの制度があるとは限らないのでしっかり確認する必要はありますが、

単位を引き継げたらおいしいですよね。

前の大学で多少辛くても講義にでた甲斐があったなとなります。

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かくいう私も数単位ではありますが前の大学から単位を引き継ぎました!



当然ですが全ての単位が引き継げるわけではなく、

この学部ではこの分野のものしか単位の引き継ぎを認めない、というものがあります。



はじめから志望の大学でどの分野の単位が引き継ぎが可能なのか調べておくのも手です。
(ここまで考える人は少ないでしょうが、自分はこれを調べていればもっと単位を引き継げたなと少し後悔しています。)

 

該当する講義を履修できれば、受験勉強の一環としてがんばろうとなりえましょう。

仮面浪人は情報戦でもあるのです…

終わりに

今この記事を読んでいる仮面浪人を始めようとしている人や仮面浪人の人のほとんどは途中でリタイアするでしょう。


リタイアもいいと思います。自分で納得して浪人を辞めるのなら問題ないです。


早々に仮面浪人をやめて、在籍大学で能力を発揮している人も知っています。



結局仮面浪人をする必要があるのかを一番考えるべきなのでしょうね。




学歴コンプでの仮面浪人は良くないと言われがちですが、人によっては有りだと思います。


どこの大学に行っても変わらないという意見、流石にそれは人によりますよ…



環境に影響を受けやすい人であれば間違いなくいい大学(この場合偏差値が高い大学という意味になってしまいますが…)に行ったほうが良いです。



集まる人間が違います。京大に来てそれを本当に実感しました。




仮面浪人は修羅の道。続けるも、辞めるもあなた次第です。

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