本記事では、ホロライブEN(hololive English)メンバーの話す英語の特徴・難易度について書きます(※2023年8月現在において活動中のメンバー対象)。
聞き取りが相対的に簡単だと感じる順に、初級・中級・上級にわけて、話者を紹介していきます。
追記
EN3期(Advent)メンバーも含めました。
当然ながら完全主観の評価であり、異論は余裕で認めます。
初級
オーロ・クロニー Ouro Kronii
ENメンバーの中ではおそらく断トツで聞き取りやすい英語です。
話すスピードは非常にゆっくりで、かつハキハキと喋り、マイクの音質も良いです。
訛りも特に感じられません。
皮肉めいた発言や軽いブラックジョークを差し込むことも多く、コンテンツとしての面白さもあるので、理解できた時の嬉しさが大きいかもしれません。
IRyS
きれいな発音をされます。スピードは早くもなく遅くもなく。
配信の特徴として、他のENメンバーと比べると英語と日本語の切り替えが頻繁なので、英語が苦手でも配信の流れが追いやすいかもしれないです。
コラボでは他メンバーをいじったりする役回りをする時が結構あります。
森カリオペ Mori Calliope
Calliopeさんはいかにもアメリカ英語という感じの英語です。
スピードが少し速いと感じるかも知れませんが、とてもハキハキと喋ってくれるので聞き取りやすいです。
また、スラングの使用がENメンバーの中でおそらく最も多く、初めて聞く場合は少し戸惑ってしまうかもしれません。
ただ、使われるスラングのパターンはそこまで多いわけではないので、そこは慣れの問題ということで片付けることもできます。
ちなみに日本語もかなりの上達されていて、日常会話なら問題のないレベルで話せているように見受けられます。
セレス・ファウナ Ceres Fauna
最初は少し聞き取りに苦労しました。
しかしこれは、Faunaさんのような高めの声に自分が慣れていなかっただけのようです。
Faunaさんの話すスピードは比較的ゆっくりですし、人によっては最初からかなり聞き取りやすかったりするのかもしれません。
あと、たまに語彙が難しいといった印象もあります。
ネリッサ・レイヴンクロフト Nerissa Ravencroft
単純な聞き取りやすさで言えば、ホロENの中ではトップレベルに聞き取りやすいです。
ただ、他メンバーと比べると語彙が難しいと感じました。
1度も見たことの無い単語に割と簡単に出会います。
しかし、単に私の英語の語彙が乏しいだけの可能性と聞き取りやすさの点を考慮して初級に含めました。
中級
古石ビジュー Koseki Bijou
アジア系の香りを感じました。
少し舌足らずな感じがありますが、結構ゆっくり喋ってくれます。
単純に、日本人にとってはあまり聞き慣れない英語だろうと思ったので中級にしましたが、人によっては全然初級になりえるとも感じました。
小鳥遊キアラ Takanashi Kiara
多くの日本人にとって聞き慣れない英語(理解を難しくしているわけではない)だと思います。
出身はオーストリアで、ドイツ語が母語のようです。日本語も流暢に話されます。
そのせいなのか、ほんのりかすかに(1,2%くらい)日本語訛りの英語が匂います。
ただ、Kiaraさんは日本語を話す時と英語を話す時でピッチがほとんど変わらない(これは珍しい気がする)ので、そのせいでそう聞こえているだけかもしれません。
あとENメンバーの中で一番ノリというか雰囲気というかが日本人っぽいです。
ワトソン・アメリア Watson Amelia
ENメンバーの中で、「リスニングが簡単すぎもせず、難しすぎもしないのは?」と問われたらWatson Ameliaさんをあげるかもしれません
ただ、短い文をめちゃくちゃ早く言う時があり、そこが難しく感じるところ。
非常にクリエイティブで、予想外の方法で視聴者を驚かせ、楽しませています。
ハコス・ベールズ Hakos Baelz
ハキハキ喋ってくれます。
オーストラリアの訛りがあるのが大きな特徴ではあります。
ただ、オーストラリア英語やイギリス英語は、慣れればアメリカ英語よりも聞き取りやすい(と思っている)ので、訛りは特に大きな壁にはならないかもしれません。
日本語もかなり流暢に話すことができ、ちょいちょい日本語を挟んで喋ったりしてくれます。
シオリ・ノヴェラ Shiori Novella
とても特徴的な英語に聞こえました。
彼女の母国語が日本語でないのは分かりますが、最初英語を聞いた時は日本の方かと思いました。
少し話すスピードが早くなるときが多いのと、単純に話している内容がコアで話題についていくのが若干難しくはあるかもしれません。
ただ私の場合、彼女のsの音(無声歯茎摩擦音)が鋭くて耳がびっくりしてしまい、それで聞き取りが難しくなってるだけかもしれませんね。
結構ハキハキ喋ってはくれています。
上級
がうる・ぐら Gawr Gura
配信内容にもよりますが、ENメンバー内で最も早口な気がします。
日本で英語教育を受けてきたそのままのノリで行くと多分面食らいます。
また、文章を言い終わってから次の文章に行くまでの時間が短い時が多いので、そこも難所です。
一伊那尓栖 Ninomae Ina’nis
話すスピードはむしろ遅い方ですが、あまりはっきり喋らない時が多いです。
発音としては子音の発音が弱く、リスニング初心者にはなかなか厳しいものがあるかもしれません。
訛りなのかもともとそういう喋り方なのかはちょっと分かりません。
フワワ・アビスガード Fuwawa Abyssgard & モココ・アビスガード Mococo Abyssgard
2人まとめて紹介するのどうなの…とは思いましたが、視聴者は2人同時に観るわけなのでまとめます。
まず、当たり前ですが2人が同時に喋ったりもするのでその点がまず難しい。
そして2人同時でなくとも、聞き取りは難しい(特にフワワ)と思います。
訛りとかではなく単純に喋り方の問題だと思います。
2人とも日本語が抜群にうまく、それもあってか海外の方のコメントで、英語を勉強した日本語話者ではないかというのを見かけるくらいです。
七詩ムメイ Nanashi Mumei
ホロEN内では、個人的に断トツの難易度です……
完全に聞き取れるようになれる未来が見えません。
声が時々溶けます。話すスピードも早めです。
コンテンツ的には、時々狂気じみた発言をして視聴者や他メンバーをを困惑させている様子が面白いです。
英語の音声変化講座、始めました
いざホロENメンバーのリスニングに挑戦してみると「ほんとに字幕通りに喋ってるの?」と感じてしまう部分が出てくると思います。
それは多くの場合、話者のスピードではなく、そもそも英語が音声変化していることによる可能性が高いです。
というわけで、英語の音声変化をホロライブENの切り抜きを用いて解説するシリーズを始めました。
リスニング学習に間違いなく役に立つものなので、興味があれば覗いてみてください。
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