大学生の方々、大学生活はいかがでしょうか?
大学最高!という人もいれば毎日がとにかくしんどいという人もいるでしょう。
毎日の大学生活が余りにも精神が疲弊するものであれば、中退を考える人もいると思います。
気持ちはわかります。
何を隠そう、私は大学を二度中退しています。
大学辞めたいな~などと言う人は沢山いても、実際に大学中退を実行する人は多くはありません。
大学中退は勇気がいります。
中退したら何かこの先真っ暗な未来しかないのではないかと考えてしまう人も多いかも知れません。
今回はそんな葛藤で悩んでいる方へ向けての記事となります。
私の退学時の話
いきなり自分語りですみません。
ですが退学した後のなんともいえないあのふわふわ感を少しでも知ってほしい。
突然ですが、入学時の手続きってとても大変でしたよね。
入学金入金の期限も短いですし、保険に入ったり、生協とかも考えなきゃですしバタバタしたと思います。
それに対して退学は一瞬で終わります。
紙切れ一枚に名前と学籍番号と退学理由くらいしか書く欄が無かったと思います。後は学生証を返却して終了。
退学直後は最高の解放感に包まれます笑
もうあんな苦痛に塗れた日々を味わう必要はないのだと。
自由を手に入れた喜びで頬も緩むってもんですよ。
しかし時間が経ち冷静さを取り戻してくると、とんでもない虚無感に襲われます。
特に御飯屋さんや美術館などに行った時、学生割引が使えないんだと気づきます。
自分の学生という身分はもう無い。何者でもなくなったんだと痛感した瞬間でした。
一度冷静になるともう思考は止まりません。
- 自分ってこれからなにすればいいんだろう
- 将来はどうするんだろう
- やっぱり退学しないほうが良かったのでは…
あまり考えずに退学すると、このように毎日不安にさらされれながら生きなければならなくなります。
(私はなんとなく、もう一回受験するかーなどと思っていましたが結局直前1ヶ月まで惰眠を貪る日々を送りました…)
退学は必死に、血眼になって考え抜きましょう。
そもそも退学をする必要があるか
まずこれです。本当に大学が辛い時、半ば投げやりに熟考なしにもう辞める!となる人がいます。
(まぁ私のことなのですが…笑)
これは危険ですね。退学はあくまで最終手段です。
大学には必ず休学制度があります。必ず休学の条件を調べましょう。
カウンセリングに行って相談するのもアリです。
カウンセラーは大学を辞めようか悩んでいる人のカウンセリングをしたことがあるはず。
なにかアドバイスを貰えるかも知れません。
人に話すことで自分の頭が整理されるという意味でも行く価値はあります。
また進路変更の場合(学びたい学問が変わったなど)は転部制度の利用を考えましょう。
どうしても違う大学じゃなければならないという理由があるならもう一度受験するのも致し方ありませんが、できるだけ大学受験はしたくありませんよね。
仮面浪人という選択が取れそうならばチャレンジしてみても良いかもしれません。
なおオススメはしません。
仮面浪人ははっきりいってプロ向けの浪人方法です(何のプロなのかは自分でも謎)。
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私もかつてチャレンジしましたが、大学と受験の両立は困難を極めました。
私は華麗に散り、大学にも行かない・受験勉強もしないゴミ人間と成り果てました。
勿論成功してる人も沢山いますが
意志の強さや根気強さ、人間的に強い人でないと仮面浪人は不可能です。
自分の大学で学びたいことは学べないのかを調べ、転部条件も確認しましょう。
退学をすることによるメリット・デメリット
これを考えるのは当たり前ですが、精神的に余裕が無いと冷静に状況を判断できなくなります。
下の表のようなものを作って必ず書き出しましょう。
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退学することによる |
退学しないことによる |
メリット |
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デメリット |
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ここで気をつけるのが精神的なことより物質的なものに着目することです。
例えばですが、退学することで身分がなくなる、履歴書に傷がつくといったものでしょうか。
精神的に楽になることも確かに大事なのですが、それに余りにも引きずられると退学しようという気持ちが過度に大きくなってしまいます。
それは危険です。私達はこれからもお金を稼いで生活をしていかねばならないのですから。
少しばかり精神を犠牲にして頑張って大学に通って卒業した方が良さそうであれば頑張りましょう。それも英断です。
退学後どうするかは明確か
退学したらすぐに動く準備ができているかも重要なポイントです。
退学したら自由時間が一気に増えます。
「退学して落ち着いた。よし、一休み。」とかやってる人は
その先数ヶ月、いや下手したら1年以上だらだら過ごして終わる可能性があります。
退学後のプランが明確である必要があります。
やりたいことがあってそのためにお金が必要ならば、その工面方法は決まっているか(バイトをするなど)、
別の大学を受験するつもりならば予備校に通うのか、予備校は決まってるのか、宅浪で頑張るのか。
勿論プラン通りに行くことは少ないかも知れません。
ですが全く動かないよりはマシですし、目標が明確な方がモチベーションUPにも繋がります。
退学を避けるために散々あがいたあげく、退学するしか無いとなればいよいよ親との相談となります。
最大の関門 親の説得
多くの人にとってはここが最終関門にして最難関門となるでしょう。
基本的に退学届けには親の署名などはいりません(全ての大学がそうかは分かりませんが)。
だからといって無断で退学すれば、その後の関係に当然響くでしょう。
親から前向きに応援をしてもらうためにも、ここはなんとか説得を試みるべきです。
これまでに考えた、退学することによるメリット・デメリットへの対処法や
退学後のプランなどできるだけ詳細に話しましょう。
勿論最初は猛反対される人が多いと思います(私もそうでした)。
諦めずに何度か交渉しましょう。
私は三度目の話し合いで許可されました。
話せば分かってくれるはず、などという無責任なことは言えません。
こればかりは親御さんの考えに大きく依存しますからね…
ちなみにあなたはどうやって説得したの?
「卒業は絶対無理。学費も勿体無いし退学させてください。」
(最低だ)
大学二年目も不登校になっちゃって…本当に学費は申し訳なく思ったのよ
そこはがんばりなさいよ…
まぁ私のような適当な理由で許可される親御さんはなかなかいないでしょう。
言葉を選んで、感情的にならず話し合いに臨みましょう。
最後に
必死に考えた上で退学という選択をしたのならば、それは誇るべきことです。
自分の人生に真剣であることの証明でもあると私は思います。
何の励みにもならないかも知れませんが、大学を中退して成功している人は普通にいますよね。
私が思うに
彼らは大学を中退したから成功したのではなく、自分で考えて中退という道を選び、実行に移すほどの選択力・決断力があるから成功したのだと思います。
散々考えた挙げ句に選んだ道を信じて頑張りましょう。
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