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子供が自発的に勉強するようになる育て方と勉強しないときの対処法

教育全般

自分の子供が勉強しないで困っている!という親御さんは多いと思います。

 

子供が勉強しないという悩みは、親の悩みベスト5には入ってきそうなことですよね笑

 

今回は

・子供が自発的に勉強するようになるにはどういう教育をするべきなのか

・子供が勉強しない時に親ができること

 

について、書いていきたいと思います。

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勉強する子供に育てる

本を大量に置いておく

子供の部屋に本を大量に置いておくというのは長い目で見るとかなり大きい影響を及ぼすものだと思います。

 

 

子供は小さい時は誰でも好奇心旺盛です。

自分の部屋に本がたくさんあったら必ずどれかには興味を示すでしょう。

 

そして、親は自分の子供がどの本に興味を示したかを把握し、それに関連する本をどんどん買い与えてあげるのが良いと思います。

 

例えば歴史の本に興味が湧いて、幼少期からずっと歴史に関連する本を読んでいた場合、中学高校でやる歴史の勉強というのはすんなり理解できるようになっているはずです。

 

その子にとって歴史というのは勉強というよりも趣味の一環

幼少期からただ好きという理由で本を読んでいたのですから、歴史に関して言えば”勉強が辛い”と思うことは殆どないと思います。

 

そこまででなくとも、学校で勉強する内容が小さい頃に本で読んだことと少し関連しているというだけでも学校の勉強に着手する障壁がかなり小さくなります。

 

ホリエモンこと堀江貴文さんは小学生の頃、家にあった百科事典を隅々まで読んでいたそうです。

堀江さんは確かに突出した能力を持ったすごい方ですが、百科事典の話に関して言えば、自分の部屋に百科事典がありさえすればどんな子供も興味を持って自分で読むと思います。

 

その内容が学校の勉強と関連していたら(というか百科事典なんか絶対関連してる)、興味が湧いて勉強も勝手にするようになる確率が高くなるというのは想像に難くないでしょう。

子供の話を全力で聞く

大人でもそういう人はいると思いますが、本で得た知識とかを人に話したくなる時ってありませんか?

 

子供は大人よりも自制心が小さいですから、時には相手の立場や会話の流れなどを無視して自分の話をしてしまうこともあります。

 

子供が「ねーねー〇〇って知ってるー?」というように話かけてくるのに対して、親がちゃんと話を聞いてあげないというのは最悪だと思います。

 

きちんと話を聞いてあげて、かつ反応を示すべきです。

単純に「よく知ってるねー」などの反応を示すだけでも子供は喜び、もっと褒めてもらおうと知識収集にいそしむようになるでしょう。

 

また、子供が話している内容に対して「それは何でだと思う?」という質問をするのも効果的。

そうすることによって考える癖が子供につきますし、分からなかったら本なりインターネットなりで調べるようになります。

 

とにかく親とよく話すことが重要です。

 

勉強しない子供への対処法

ここまで書いてきたとおり、幼少期にちゃんと教育してあげられなかった時点で、”現在”において子供が勉強しないのはしょうがない…と思ってしまうかもしれません。

 

そうはいっても足掻きたいのが親の性。

受験などの大事な時期だけでもちゃんと勉強してほしいと思う方が多いでしょう。

 

ここからは勉強しない我が子に対する対処法を書いていきます。

ゲーム・スマホばかりしている…

この悩みが一番多そう。

 

ゲームばかりして子供が勉強しないというのは昔からあったと思います。

しかし近年ではそれに加え、スマホの登場によって、今までよりも簡単に世界と繋がれるようになりましたし、様々なコンテンツにふれることができるようになりました。

 

基本的に勉強よりもゲームしていたり、スマホをいじっていた方た楽しいですからね。

ある意味ではそうなってしまうのも自然な気がします。

 

取り敢えずゲームやスマホの時間を減らすためにすべきこと。

それは”ゲーム・スマホを子供に強制する”というもの。

 

…どういうこと?ってなると思います。

 

人間は何かを強制されると、それがいくら好きなことであっても嫌になります。

 

例えば、子供がゲームばかりしているとしましょう。

そろそろゲームを辞めなさい!と叱るのではなくあえてずっとゲームをするように言います。

 

”ずっと”です。家での(食事・風呂などの時間以外の)時間はずっとゲームをするように固く約束させます。

子供は喜び、2つ返事で了承するでしょう。

 

約束通り、最初のうちはひたすらゲームに打ち込みます。

しかし、いくらゲームが好きと言ってもだんだん疲れてくるものです。

 

いつかは休憩しようとします。

しかし休憩しようとしてもそれを許しません。

なぜならずっとゲームすると約束したのですから。

 

こうなると子供もゲームが嫌になってきます。

一時的である可能性はありますが、ゲームから距離を置かせることには成功します。

ゲーム時間減⇒勉強時間増?

ただ、これには問題があります。

というのもゲームの時間が減ったからといって勉強する時間が増えるかということ。

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香川県のゲーム条例の話もこの辺が絡みそう。

あまりにもゲーム時間が長すぎて、”ゲーム依存状態”になっていると勉強とか言っている場合ではないので、そういう人がゲーム時間を短くできたら意味があるとは思います。

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実際、長時間のゲームが子供の発達や学習へ悪い影響を及ぼすといったことを示す研究はあります。

 

しかし、そこまでの依存状態に至っていない人にとってはゲーム・スマホができなくなったらテレビなどの別のことをしてだらけるだけで終わる可能性があるでしょう。

 

そこでゲームをご褒美として使うという手があります。

この際の注意点が「定期テストで90点以上だったらゲーム時間を増やす」というように、定期テストといったアウトプットに対してご褒美を与えてはいけないということ。

そしてご褒美はなるべく近い将来において与えるべきであるということ。

 

 

問題集をここまでやったら、その後でゲームを△時間やっていい」というような文言が望ましいということです。

これならご褒美の条件は問題集をやるというインプットに対するものですし、今問題集をやればそのあとですぐにご褒美(=ゲームプレイ)が発生するという即時性があります。

 

だらだら勉強をするよりはこっちのほうがメリハリがあってむしろ良いと私は思いますね。

<参考書籍>

塾に入れるという方法

結局塾だよりかよ!となるかもしれませんね笑

 

しかし意外と、塾に入れられたのが強制的であってもその後で自発的に勉強するようになる場合があります。

周りにそういう人間は結構いましたし、かくいう私もそのタイプでした。

 

私は中3の夏という時期にクラスで下から4番目の成績を取ったのですが、それを心配した親がいつのまにか塾の申し込みをしてました。

 

「取り敢えず行ってみて嫌だったら行かなきゃ良い」と親に言われました。

私は初め乗り気じゃなかったのですが、実際行ってみたら思いの外楽しかったんですよね笑

 

学力別にクラス分けがされていて、成績が上がると上のクラスに行けたのでそれも私の競争心を掻き立てました。

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昔はそういう向上心があった…

そのうち勉強自体も楽しくなってきて家でも勝手に勉強するようになりましたね。

 

勿論、みんながみんなそうなるとは言えませんが、手っ取り早く勉強時間を増やさせたいなら塾は有用でしょう。

勉強しなさい!とは言ってはいけない

勉強しない子供に対して「勉強しなさい!」という親御さんは少なくないでしょう。

 

しかし、逆の立場に立ってみましょう。

自分が勉強したくないのに勉強しろというわれてする気になるでしょうか…

 

”強制される”いうのはやはり気持ちの良いことではありません。

実際これに関する研究もあって、勉強するように子供に言うのは意味がない、場合によっては逆効果であるとのこと。

 

そうではなく「勉強を見る」「勉強する時間を決めて守らせる」というのが効果ありとのこと。

 

「勉強しろ」と口でいうだけなら簡単なのです。

やはり教育で成果を求めるならばそれ相応の労力が必要なのですね。

親の影響が大きい

子供が勉強しないのは親のせい?

ここまで書いてきたとおり、親の意識や親が環境を整えることがどれほど大事かおわかりになると思います。

 

例えば本が自分の部屋におかれていない場合、子供が自分から百科事典とかの本を買ってくるわけないですから、子供がそういう本を読む機会というのはそれだけで無いものになります。

 

子供とのコミュニケーションに関しても親の問題です。

 

林修先生がなんかの番組で「勉強しない子供を作ったのは、100%親の責任」ときっぱりおっしゃっていました。

 

子供が勉強しないのは親のせいというのは私も全く同意見です。

(100%かどうかは知りません…が、遺伝とかも含めたら100%でしょう)

 

「なんでうちの子は勉強しないの…」となんか落ち込んでいる親とかいますが「勉強に興味をもたせるような教育をしなかっただけでしょ…」としか思いません。

 

幼少期の教育が良くなかったということもあるでしょうが、そうでなくとも、そもそもの脳の問題もあります。

その話を最後にして終わります。

諦めも肝心

残念ながら明らかに勉強に向いていない脳をもって生まれてきた子供というのはいます。

どんなに頑張ってもクラスで一番足が遅いとかそういう話と一緒です。

 

運動と同じように勉強も遺伝の影響は大きいです。

 

そういう子供はいくら頑張っても思うように成績が伸びない(努力によって多少は変わるだろうけど)ので勉強が嫌いになり、勉強から遠ざかってしまうというのは当然でしょう。

 

多くの親が「子供に勉強してほしい」とは言いますが、勉強することそれ自体に重きを置きすぎな感じがします。

 

なぜ親は子供に勉強してほしいと思うのか。

その理由は様々でしょうが、「勉強していい大学に入っていい就職先につけば、安定した生活を送れる確率が高くなるから」というのが本音だという親は多いでしょう。

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※あくまで多いという話。そうじゃない親御さんも勿論います。

つまり勉強というのは多くの場合、目的ではなく手段なのです。

 

親御さんは子供ががむしゃらに勉強さえしてくれればそれでいいのでしょうか?

正確にはそうでは無いはずです。

勉強する→成績があがる→・・・→将来のためになる

 

というところまでセットになるのが望ましいはずです。

 

勉強というのは努力したくせに結果がでないとかなり精神的にダメージを受けますし、それに費やした時間も当然ながら返ってきません。

 

ある程度(親も子供も)努力してみてだめならきっぱり勉強を諦めるというのも有りだと思います。

得意でもない勉強に無駄に固執し続けるより、他にできること、子供がしたいことを思い切り伸ばしたほうがいいケースは絶対に存在します。

 

何事も視野を広く持つというのが大事なのです。

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