最近デジタルデトックスという言葉をよく聞きます。
デトックス(解毒)というワードを使っているところが面白いですね。
人間に毒素を排出している面がデジタルにあるのは確かでしょう。
電車に乗って周りを見渡してみると、殆どの乗客がスマホをいじっています。
動画を見たりゲームをしていたりする人が多い印象です(勝手に覗いてごめんなさい。目に入ってしまう…)。
ダラダラ動画をみたり、ゲームをしたりするのが悪いことだと一蹴するのは早計ですが、それでもそれらに余りにも時間が取られているのは勿体無い。
私は現在、スマホにそこまで依存していないと自分では思っています。
ですが私も一時期、過度にスマホに依存していたことがあります。
そこから自分なりに工夫して現在、適切にスマホと距離を置けている状態になれました。
今回は主にスマホ依存を辞めたい!!という方に向けて、オススメのデジタルデトックス法をお伝えします。
使用時間を決めよう!などというありきたりなことは言いません。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
スマホゲーム
私にとっては意外だったのですが、ある調査ではスマホで利用するコンテンツの中で、一日あたりの平均利用時間が最も長いのはゲームとなっています。
その次が動画。10代では動画視聴の時間が最も長いらしいですね。
さて、このスマホゲーム依存を解消するのは簡単です。
ゲームアプリを削除しましょう。
…それができたら苦労しない!と思いましたか??
もう少し説明しましょう。
あなたがスマホゲームに依存しているのはゲームがスマホに入っているからなのです。
スマホを開いた時、視界にアプリのマークが入ってくるからタップしてしまいます。
騙されたと思って、一度だけそのゲームアプリを3日間だけ消してみてください。
3日後にまたインストールすればいいやーという軽い気持ちで消しましょう。
そのゲームを消した後の一日目、二日後は結構ムズムズすると思います。
ですが、3日目には割とどうでも良くなってます。
意外とそのゲームアプリが無くてもどうにかなることに気づきます。
そもそもゲームは殆どの人にとってはただの娯楽なのですから、なくても問題ないはずです。
「別にあのゲームが無くても困らないじゃん」という考えに至ったら勝ちです。
(ゲームで時間を無駄にしてるという自覚がない人にとっては効果無いですけど笑)
話が少しそれますが、この考えは割と他にも転用できます。
例えば私は欲しいものがある時、それをAmazonの欲しいものリストに一旦いれておくのですが
一週間後くらいにそれを見ると「やっぱいらないな」となることが多いです。
こうして無駄な出費を抑えています。
人間は一時の感情に弱いです。
今あなたがスマホゲームを楽しいと感じていても、その感情がずっと続くことはまずないです。
そのゲームで何かを得られているならいいですが、そうではない人が多いはず。
「このゲーム最近つまらない」という感情への到達を早めてしまいましょう。
そのために3日です。3日だけゲームアプリを削除してみようと考えてください。
きっと4日後再インストールしようと考える人はかなり少ないと思います。
YouTube
動画視聴と言ったらやっぱりYouTubeですかね。
面白い、魅力的なYouTuberはたくさんいますよね。
YouTuberは比較的若い人が多く、中高生と親和性が高いことから10代が熱狂的になるのも頷けます。
しかし自分の好きなYouTuberの新動画を見るに飽き足らず、関連動画を飛びまわって気づけば数時間たっていたなんていうこともあるでしょう。
それで満足している人はいいです。
しかし「時間無駄にしてるなー」という自覚を持っている人は辛いと思います。
動画視聴を辞めたくても辞められない…そのお気持ちは私もわかります。
私も一日中観ていた時期がありました。
YouTubeに関しては、一瞬で依存を解消する方法は無いと思っています。
少しずつ動画視聴の時間を減らしていくのが賢明です。
そんな私がとったYouTube依存解消法。
それはチャンネル登録の解除です。
…それが出来たら苦労s(略)
しかしちょっと冷静に考えてみてください。
別に私は別に好きなYouTuberの動画を観るなと言っていないですよ?
ただチャンネル登録を解除するだけです。
動画が観たくなったらYouTuberのチャンネルまで行けばいいだけです。
さて、このチャンネル登録の解除。
動画視聴までに検索するという一手間が必要になりますよね。
この小さな一手間が重要なのです。
基本的にYouTuberは毎日動画投稿をしています。
毎日観たいと思ったら毎日検索することになります。正直めんどくさい。
こんなことを毎日繰り返していると、”めんどくさい”の方が勝ってきます。
さらに、「こんな毎日めんどくさいことをしてまでこの動画を観る価値があるのか?」という考えも生まれます。
このような過程を経て、少しずつですが動画視聴の時間が短くなっていきます。
そして最終的には観なくなります笑
この方法により私の登録チャンネル数は激減し、現在6つのみ。
しかもチャンネル登録しているのは
・教育系YouTuber(ヨビノリさんとかですね)
・ニュース報道
が主で、完全な娯楽としてのYouTuberは一人もチャンネル登録していません。
ゲームの話とかぶりますが、観なきゃ観ないでどうにかなってるものなんですよね。
できるだけ自分のためになるコンテンツだけに絞りましょう。
SNSの中でも時間の溶け具合が酷いのがTwitterです。
タイムライン(以下TL)をロードすればツイートが無尽蔵に湧いてきますし、何より人のツイートを見るのは面白いものです。
さらに、人のツイートを見るに飽き足らず、”いいね”や”RT”欲しさに自らが大量にツイートをするようになる、所謂ツイ廃になってしまう人もいます。
こうなるとなかなか抜け出すのは難しいです。
さて、このTwitter依存を解消する方法それは…
アプリを消すことです!!!!とは流石に今回はいいません笑
というのもTwitterは情報を得る手段としてかなり優秀な面があり、その手段を手放すのは少し惜しいと私は思っているのです。
私はここ数年テレビをまともに見ていませんが、それはテレビが偏った報道をするからです。
Twitterでは勿論デマも多いのですが、情報の伝播はテレビよりは遥かに早く、そしてテレビでは絶対に報道されないような情報も沢山入手できます。
Twitter依存している人は自分に必要ない情報をいつまでもダラダラ見て時間を無駄にしているのだと思います。
無意味にTLを見る時間を減らす&自分に必要な情報でタイムラインを埋める
これがTwitterをやる上での理想となります。
さてこのために今すぐできることは
・フォロー数を減らす
・フォローする人間は吟味する
の2つです。まぁ当たり前のことですよね笑
もう少し詳しく書くと、フォロー数は100未満、多くても200未満が望ましいです。
このくらいの人数であればそこまでTLが忙しくありません。
フォローがそれ以上になる場合(フォロバを絶対してあげている人などはそう)はリストの機能を活用をしましょう。
この人のツイートは見たい!という人達をリストに入れて、そのリストのTLだけ見るようにします。
またフォローする人間は一日あたりのツイートがそこまで多くない人間を選ぶことも前提となってきます。
ツイートの質も大事ですが、数も大事です。
基本的に一日あたりのツイート数が少ない人はリアルで忙しいです。
リアルで忙しいから、ずっとTwitterに貼り付いて数分に一回ツイートするということがそもそもできません。
リアルの充実度とツイート数は反比例すると言われますが、これは全員とはいわずとも多くの人に当てはまる法則だと思います。
上記のことを実践すれば、リロードしてツイートが大量に流れてくるということがなくなるので、Twitterにいてもすることが無くなります。
この条件下で何か他にやることを作れば、Twitterにあてる時間は激減するはずです。
この”他にやること”の1番簡単な例が本を持ち歩くというものです。
本を持ち歩く
ここまで、ゲームアプリ・YouTube・SNSへの依存解消法を話してきました。
しかしこれらはスマホ依存している結果に対しての対処法であり、スマホ依存そのものについての対処法ではありませんね。
コンテンツへの依存というのはそもそもスマホから距離を置ければ解決するはずです。
そしてそれが本質的依存解消法となります。
スマホ自体から距離を置くための一つの方法として本を持ち歩くというのをオススメします。
ポケットに一冊文庫本でも忍ばせておきましょう。
他のアプリに誘惑されたりしなければ勿論電子書籍でもいいですよ。
本を読むことは自己投資となります。少なくともゲームをしている時間よりは。
一度試しにやってみれば分かりますが、人によってはスキマ時間だけで一日一冊本を読むことも可能です。
一日一冊本を読めるってとても魅力的じゃないですか?
今までYouTubeやSNSをダラダラ見ていた時間、ゲームをしていた時間が知識入手の時間になるのは素晴らしいことだと思います。
また、一日のスキマ時間で本一冊を読めなかったとしても本の内容が気になるあまり、家に帰ってからも本を読むようになったりします。
夜寝る前にすることが”スマホをいじること”から”本を読むこと”になった時にはスマホ依存ってなんだっけ?という状態になっていると思いますよ。
本質的解決のための結論
誤解を恐れず言えば、各種コンテンツへの依存は自分に満足していないことから生じるものだと思っています。
それがよく分かるのが寝る前にスマホをいじって夜更かしをしてしまうというもの。
一日が自分にとって充実したものだった場合
「今日は一日頑張れた。したいこと・やるべきこともできたし疲れた。」となり充実感とともに眠りにつけます。
自分の一日に満足していないから刺激を求めてコンテンツに手を出すのです。
つまり究極的に言えば自分が我を忘れて熱中できるものを見つければ、コンテンツ依存なんてしません。
ゲームをやっているより、YouTubeを見ているよりも楽しいことを見つければ良いのです。
私は”飽き”という気持ちに昔から敏感で、何かにハマったとしてもいつも「このコンテンツに飽きるのはいつ頃になるだろう」と考えてしまいます。
そして、「どうせ飽きて辞めるのだからあまり深入りしないようにしよう」と考えコンテンツに深入りしないようにしてきました。
あなたが今、あるゲームに熱中していてもそのゲームは必ず飽きがきます。いつまでもやっているなんてありえません。
それなら何か他に生産的かつ自分が熱中できることに時間をあてるべきです。
このように考えると
「別のなにかに熱中できたとしてもそれにも飽きが来るのだから無意味では?」と思う方もいるかも知れません。
確かにその気持ちは分かりますが、無意味というのは微妙なところです。
ある時期に熱中していたことが別の時期に役立ったなんてことは往々にしてあります。
私がフラフラ生きているからというのもあるかも知れませんが、その経験がとても多いです。
小学生の時に熱中していたことが役に立ったりしています。
少なくともYouTuberの活動を毎日見て、将来役に立つかと言われたらNOです。
気晴らし程度に見るのはいいですが、あまりに依存するのはやはりあなたにとっての損失にもなってしまいます。
では自分が熱中するのを見つけるにはどうすればいいのでしょう。
上記事でも紹介しましたが、私は本に頼りました。
自分のことは自分が1番よく分かっているとは限りません。
私はこの本でそれを実感しました。
この本の巻末の”自己分析1000問”で自分史との向き合いを迫られ、それにより本気で好きなことは何なのかを知ることができます。
考えてみれば起業家・実業家の人達にはスマホ依存のイメージなんて全くありませんよね。
自分のしたいことを思い切りできればスマホ依存どころか、人生そのものも自分にとってよりよいものとなるのです(すごい綺麗事に聞こえてしまっていると思うので詳しくは上記事を御覧ください)。
長々とスマホ依存解消法を話してきました。
どれか一つでもいいので是非試してみてくださいね。
<オススメ書籍>
スマホ依存を辞める、ということでスマホの悪い面ばかり強調してしまいました。しかし適切な距離を保てればスマホが有用になるというのは皆さんもお思いになるところでしょう。こちらの本はその一面が伺える内容となっております。
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