日本はまだまだ学歴社会です。
学歴なんて関係ないなんて殆どの人にとっては嘘っぱちです。
(※組織に頼らずに自分で価値を創造できるような、学歴どころか大学に行く必要すら無い人は存在するので殆どの人にとってという表現をしています)
大学卒業後、普通に企業に就職して~という人達にはまず学歴フィルターの壁が存在します。
説明会のエントリーの時点で学歴フィルターがあるなんて話も聞きます。
それほど、学歴というのは世の中で重視されているものですから、学歴の高い人はそれだけで尊敬されたりすることもあると思います。
しかし、相手の学歴が高いと分かると尊敬するにとどまらず、萎縮したり、わざわざ自分を卑下したり、それどころか相手の言うことを無条件に信用しきったりする人がいます。というか多いです。
私にはこれが本当に謎ですし、良くないことでもあると思うのです。
学歴が高いことから何が分かるか
学歴の高い人、そうですね例として東大生をあげましょうか。
(※日本で入るのが1番難しい大学が東大なので東大を例に上げただけで他意はありません。)
相手が東大生ということだけから分かる情報ってなんでしょうか。
ちゃんと考えてみると、”受験勉強が恐ろしく上手かった”ということくらいしか分からないはずです。
個人的に受験勉強が得意というのはサッカーが得意とか、ピアノが得意とかと同じだと思っています。
それなのにまるで相手の全要素が自分を上回っているような反応をするのは違和感を感じます。
私自身、相手が東大生だとそりゃすごいなとは思います。
でもそれは受験勉強が凄い上手なんだなと意味であり、それ以上の意味はありません。
というかそれ以上は分かりようがないはずなのです。
相手にもデメリットはある
この問題に加え、学歴が高いことで全知全能感のレッテルをはられる相手側も可哀想だと思います。
学歴が高いからと言ってなんでもかんでもできるわけではないですから期待されても困るはず。
また、なにか意見をいっても反論が出にくいというのがあります。
「これはこうなんじゃないか」と言っても、〇〇大生が言うからそうなんだろうと認識されたり、「流石〇〇大生だな!笑」と茶化されたりすることはあると思います。
実際、私もそういう現場は何回も見てきました。
これは議論の活発化が大きく妨げられることになるでしょう。
聞いている側に疑問点があったとしても、それを解消することができませんし、意見を言った側もフィードバックが皆無ゆえに意見の発展がありません。
双方にとってデメリットとして作用するのです。
テレビなどで最近特に難関大出身学生のメディア露出が激しくなっていますか、それらの大学の”神格化”に関しては特に進んでいると思います。
彼らの学歴が高いからといってあなたの敵う分野が一つもないというのはありえません。
「君の特技はサッカーなんだー凄いね!」くらいの反応でいきましょう。
学歴コンプレックス
もしもあなたが学歴コンプレックスを持っていたとした場合は悔しい思いをするかも知れません。
しかし多くの場合、相手は学歴をそんなに気にしていないでしょうし、もし学歴でマウントを取られたとしても100%その人は大した人じゃないです笑
その人は学歴でマウントを取れるというよりも、学歴でしかマウントを取れないのです。
大学に入った後に、何かに打ち込んでいればもっと違う話をするはずです。
大学に入った後に自分が何者でもないことに気づき、自分を表せる特異な記号として学歴を使っているのです。
私も実際このブログで学歴を利用しているところがあるので、若干ブーメラン感がありますが笑(マウントは取ってないから許して……)
自分の特性いかせば良いのです。
たまたまあなたには受験勉強は向かなかった。それだけの話。
徒競走でいつも遅かったとかそういうレベルと同じです。
学歴は確かに重要なのですが、それ以上に重要なのが
自分の好きなことを知り、その分野で突き抜けられるかということだと思いますね。
まず自分の好きなことを知るのがとてつもなく難しい。
今、何もためらわずに「私は〇〇が好きです。」と言える人は凄いと思います。
あとはその興味を行動に移せるかどうかの問題です。
嫌々ながら会社に務めている人達は自分の好きなものが見つけられなかった人です。
(※嫌々ながら、です。主体的に動き、自分の能力を会社に還元できている人は私も尊敬します。)
と、このように書いている私にもぶっ刺さる言葉です。
大学生の間に自分の興味を正確に知って、それに打ち込めるようになりたいな…とつくづく思うのです。
コメント